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2 観光の分野における国際協力
(1) 観光関係国際機関に対する協力
観光の振興を図ることは各国の相互理解を促進するのみならず,開発途上国の経済開発にも寄与するとの観点から,我が国は,WTOに加盟して,観光の分野における国際協力に応分の貢献を行っている。我が国は,WTOの活動に参加することによって,我が国の観光政策を推進していくうえでの貴重な情報を得ると同時に,開発途上国の観光開発や観光資源保護のための技術協力等を積極的に推進している。
また,我が国は,政府ベースで経済協力開発機構(OECD)及び国際連合アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)の行う観光関係の活動に参加する一方,民間ベースでも属際観光振興会を中心に,太平洋観光協会(PATA)及び東アジア観光協会(EATA)等を通じて共同観光宣伝,域内協力活動等を行っている。
(2) 開発途上国に対する協力
近年,開発途上国において,国際観光の振興が外貨獲得の有効な手段であり,また,雇用機会を増大させ,波及的に他の産業の発展をも促す効果をもつ重要な課題であるとの認識が高まってきているため,先進各国に対する観光開発等に係る協力要請が増加している。
ア 観光開発調査への協力
観光開発に関する技術協力の面では,インドネシア政府の要請に基づいて昭和48年度から中部ジャワ観光開発計画調査を実施したが,54年度には,そのうちの中心的観光地をその対象に含むボロブドール・プランバナン国立史跡公園整備計画について,前年度に行ったフィージビリティ調査に関する報告書をインドネシア政府に提出した。
イ 研修員の受入
政府ベースの技術協力の一環として,我が国は,53年度に引き続き54年度も,2回にわたり2か月間の観光セミナーを開催し,アジア・太平洋,中東地域等の開発途上国から政府関係観光機関等の職員を受入れ,集団研修を実施した。
このほか,個別研修として,スーダン政府の要請により,スーダンホテル・観光公社の職員に対し観光フォトグラフィックデザインに関する研修を実施した。
ウ 資金協力等
観光関係の資金協力については,54年11月に,インドネシア政府と,ボロブドール・プランバナン国立史跡公園整備計画の詳細設計のための円借款の供与に関する書簡の交換を行った。
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