ひまわり3号打ち上げ成功(59.8)


  静止気象衛星「ひまわり3号」が種子島宇宙センターから打ち上げられ,画像取得にも成功した。9月末から運用が開始され,台風の中心位置や豪雨域の把握等に威力を発揮している。
  「ひまわり」は,世界気象機関(WMO)の気象衛星観測システムの一環として52年から我が国が打ち上げているもので,我が国のみでなく,世界の多くの国の気象業務に利用されている。
  56年8月に打ち上げられた「ひまわり2号」は,58年11月から走査鏡駆動部に不具合が生じたため,6月末からは観測回数も正常時の半分程度になっていた。「ひまわり3号」は,これに代わるもので,性能的には「ひまわり2号」と変わらないものの,不具合の防止対策が講じられている。(P.261参照)


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