3 地下鉄


  我が国における地下鉄は,昭和2年に現在の帝都高速度交通営団銀座線浅草・上野間(2.2km)が開通して以来,60年8月現在,9都市において10事業者により営業又は建設されており,その総営業キロ程は436.9km,また,建設中のものが78.7kmとなっている 〔6−4−4表〕, 〔6−4−5表〕

  地下鉄の建設には巨額の工事費を必要とし,近年においてはキロ当たりの建設費は150〜300億円となっている。これは,人件費,資材費及び用地費の上昇,路線の地下交差による掘削の深度化に伴う土木費の増大等によるものであるが,建設費の高騰国の財政状況の悪化等もあって建設期間も長期化する傾向となっている。
  なお,ここ10年間における地下鉄の新線建設に係る投資額は,年間2,500〜3,200億円程度で推移している。


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