第6章 新たな航空の展開

 この章のポイント
 ○ 利用者利便の向上のため,航空企業間の競争を促進することとし,国際線の複数社化及び国内線のダブル・トリプルトラック化の推進を図ってきており,導入路線の輸送実績は着実に向上している。
 ○ 航空運賃については,安全かつ良質なサービスの確保に配慮しつつ可能な限り低廉な運賃設定をめざし,企業経営の効率化を図るとともに,割引制度の拡充・多様化を促進するほか,国際航空運賃の方向別格差の是正を積極的に推進する。
 ○ 関西国際空港の整備,新東京国際空港の整備及び東京国際空港の沖合展開の3大プロジェクト並びに一般空港の整備を進め,国際及び国内航空需要の増大に対応していく。
 ○ コミューター航空をはじめとする地域航空システムについては,採算上の問題等を克服しようとする地域の関係者の創意工夫の努力が重要であるが,運輸省としても航空の新たな可能性を拓くものとしてこれを支援する。


第1節 航空の活性化状況

第2節 進展する空港整備

第3節 地域航空システムの導入