青函トンネルの換気設備


  青函トンネルは,世界最長の海底トンネル(53.85km,うち海底部23.3km)である。最新の換気設備を備えており,毎分3,800立方メートルの空気が吉岡と竜飛の斜坑から先進導坑を通って本坑の中央部に流れ込んでいる。本坑の中央部からは,両方の出口に向かって常に風速毎秒1mの空気が流れている。
 ・斜坑…………ずり(堀った後の岩石や土)の運び出し,排水などに使われていた。
 ・先進導坑……本坑工事に先行して地質状況の確認適切な施工方法等を検討するため施工されたものである。
 ・本坑…………列車の通るトンネルで,将来,新幹線も通る構造となっている。


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