自動車アセスメント・チャイルドシートアセスメント

前面衝突試験の試験方法

試験方法の解説図

前面衝突試験では、試験用車両の2列目右側座席に取り付けたチャイルドシートに子供ダミーを乗せて、自動車の前面衝突時と同様の衝撃を試験用車両の前面に発生させます。その時、ダミーの頭部、胸部が受けた衝撃やダミー頭部の挙動などでチャイルドシートの安全性能を評価しています。

試験に使う子供ダミー

  • より高い安全性能を評価する観点から国の安全基準における衝突試験の速度の1割増しの55㎞/hで実施しています。
  • 試験用車両には、トヨタ・エスティマ(試験毎に後部座席やシートベルトなどを交換する)を使用しています。なお、別の車種で試験を行った場合は結果が異なる可能性があります。
  • 試験では一般の量販店で普通に購入してきたチャイルドシートを使用しています。
  • 2002年度の乳児用チャイルドシート(後ろ向き)の試験において、ダミー頭部の初期姿勢の違いにより試験結果に影響を及ぼした可能性があるとの指摘により、次年度以降の試験においてダミー頭部をチャイルドシートに接触させて試験を実施しています。
  • 2003年度の試験より、幼児用チャイルドシートの腹部圧迫の程度について評価を行うため面圧計を使用した定量的な測定を行っています。

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