運転席と助手席にダミーを乗せた試験車を、時速64Kmでアルミハニカムに運転席側の一部(オフセット率40%)を前面衝突させます。そのときダミーの頭部、頸部、胸部、下肢部に受けた衝撃や室内の変形をもとに、乗員保護性能の度合いを5段階で評価しています。
 フルラップ前面衝突試験が主に乗員を保護する拘束装置(特にエアバッグ、シートベルトなど)を評価するのに適しているのに対し、衝撃を車体の一部で受けるため、ダミーへの衝撃はフルラップ前面衝突に比べ弱いものの車体変形が大きく、変形による乗員への加害性の評価に適しています。

 なお、現実の衝突事故のほとんどは衝突テストの速度以下で起きていますが、衝突速度が非常に速い場合、衝突相手が車体の大きいトラックなどの場合、シートベルトをしていない場合などには、この衝突試験による評価はあてはまりません。
 また、衝突試験の結果は、試験車の重量が同程度の場合に限り比較が可能です。
  
前面衝突試験の評価方法
  
オフセット前面衝突試験
  
参考


フルラップ前面衝突試験
側面衝突試験
ブレーキ性能試験
歩行者頭部保護性能試験