よくあるご質問

チャイルドシートに関するQ&A

  1. チャイルドシートは生後何ヶ月から必要なのですか。
  2. 3歳半の子供なのですが、ジュニアシートでは駄目ですか。
  3. チャイルドシートであればどのような形状のものを使用してもよいのですか。
  4. 一般にチャイルドシートと称されているものであればどれを使ってもよいのですか。
  5. 指定を受けたものか否かは、どこでわかりますか。
  6. シートベルト補助装置(補助用具)と称して幼児がシートベルトを着用しやすくする補助具が市販されているがこれを使用してもよいのですか。
  7. 取扱説明書などに「助手席には取り付けるな」と書いてありますが、絶対だめですか。
  8. チャイルドシートを車に取り付けたが、すぐぐらつきます。大丈夫でしょうか。
  9. 値段の高いチャイルドシートの方が安全なのですか。
  10. チャイルドシートを譲ってもらう時、どのような点に注意したらよいですか。

Q1 チャイルドシートは生後何ヶ月から必要なのですか。

 チャイルドシート使用義務の対象は6歳未満のお子様です。新生児であっても、マイカー等自家用自動車を利用して病院から退院する場合にはチャイルドシートを使用しなければなりません。乳児用のチャイルドシートを使用して赤ちゃんを大切に守りましょう。

 

Q2 3歳半の子供なのですが、ジュニアシートでは駄目ですか。

 お子様の体重や身長に合ったものを使用するようにして下さい。あまりに小さなお子様がジュニアシートを使用すると、万が一の時に効果が十分に発揮されず、場合によっては、シートベルトをすり抜けたり、腹部を圧迫したりするなど危険な状態となることがあります。発育の状態に応じて適切なチャイルドシートを使用してください。

Q3 チャイルドシートであればどのような形状のものを使用してもよいのですか。

 法令上は、「道路運送車両法第三章及びこれに基づく命令の規定に適合し、かつ、幼児の発育の程度に応じた形状を有する」チャイルドシートを使用することとされています。

Q4 一般にチャイルドシートと称されているものであればどれを使ってもよいのですか。

 販売店の店頭には、保安基準に適合している型式指定を受けた「チャイルドシート」のほかに「補助用具」等と表示された商品が並んでいることがありますが、法令上は「道路運送車両法第三章及びこれに基づく命令の規定に適合し・・・」と規定されており、保安基準に適合したものでなければなりません。

Q5 指定を受けたものか否かは、どこでわかりますか。

指定を受けたものには、チャイルドシートの背面や側面に型式指定マークが貼り付けられています。 詳しくはこちら

Q6 シートベルト補助装置(補助用具)と称して幼児がシートベルトを着用しやすくする補助具が市販されているがこれを使用してもよいのですか。

 6歳未満の幼児に使用すべきチャイルドシートは、保安基準に適合しているものでなければなりませんので、6歳未満の幼児にシートベルトの位置や高さを調整するための補助装置(補助用具)がチャイルドシートの保安基準に適合していなければシートベルトを使用していたとしても、チャイルドシート使用義務を履行したことにはなりません。

Q7 取扱説明書などに「助手席には取り付けるな」と書いてありますが、絶対だめですか。

 各チャイルドシートメーカーが、製品に付けている使用上の注意事項に従って使用してください。 助手席での使用は、事故に遭ってしまった場合エアバッグが飛び出すことでお子様に衝撃が加わり大変危険です。後部座席でチャイルドシートを使用するようにしましょう。

Q8 チャイルドシートを車に取り付けたが、すぐぐらつきます。大丈夫でしょうか。

 チャイルドシートは、しっかり固定して使用することが大切です。前後や左右にぐらつくようでは万が一の時、十分な効果が得られませんし、ちょっとしたブレーキなどでチャイルドシートが横転したりして不測の車内事故を起こすおそれがあります。もう一度取扱説明書を読んで、ぐらつきが生じないようにしっかり固定してください。特に多い取り付け方の誤りは次の点です。もう一度チェックしてみてください。

  • チャイルドシートと車に適合性はありますか。車との相性が悪い場合があります。チャイルドシートメーカーが出している適合表等で確認してください。
  • バックル側の長さ(バックルの先端と座席面の間)が長すぎませんか。シートベルトのバックル側が長いと十分な締め付けができません。
  • シートベルトにねじれなどがないですか。
  • 兼用タイプの場合、シートベルトの通し方が複数である場合があります。通し方は誤っていないですか。
  • チャイルドシートが座席の座面や背面にしっかり押しつけられていないことがあります。チャイルドシート座面に乗り、体重をかけながらシートベルトを引っ張って固定してください。

Q9 値段の高いチャイルドシートの方が安全なのですか。

 国土交通大臣の指定を受けている製品は安全基準をクリアしています。値段の高いものは、付加機能が多いようです。また、国土交通省と独立行政法人自動車事故対策機構では、市販のチャイルドシートについて前面衝突試験と使用性評価試験を行い、その結果を安全性能の評価として公表する「チャイルドシートアセスメント」を実施しています。皆さまの大切なお子様のために、このチャイルドシートアセスメントをご活用いただき、より安全なチャイルドシートを選んでいただければと思います。

Q10 チャイルドシートを譲ってもらう時、どのような点に注意したらよいですか。

次の点に特に注意してください。

  • 事故歴や強い衝撃を与えたことがないこと。
  • ひび割れや欠損など外観のいたみがないこと。
  • あまりに古いものでないこと(製造後の期間があまり経過していると樹脂等の劣化のおそれがある)。
  • 必要な部品、附属品が全部そろっていること。
  • 取扱説明書があること。
  • 使用する車と適合性があること