安全な車社会のために

自動車の安全性を確保するためには、自動車の点検整備を行い、自動車を良好な状態に保つことがとても重要です。

自動車の点検整備

点検整備不十分・整備作業ミスに起因する事故

● 車体腐食事故

 バスが走行中に操縦不能となり、中央分離帯を乗り越えて、対向車線の路肩ガードレールに衝突したり、他の車線走行中の車両を巻き込み、中央分離帯に衝突したりする事故が発生しています。

 いずれの事故も、凍結防止剤によるフレームの腐食のため(左図)ロワーアームがフレームから脱落し、ハンドル操作が不能となったことが原因と考えられます。

 打音点検(下記参照)等、適切な点検整備の実施による確認が重要です。

事故を防ぐために
  1. 自動車の下回りの主要骨格部分を含む自動車部品を点検ハンマーによる打音検査等によるほか、各自動車メーカーが提供している情報を参考に腐食の有無等について点検を行うこと。
  2. 点検の結果、腐食が疑われる場合には、整備の必要性について整備工場等に相談し、必要な防錆措置又は整備を行うなど適切に対処すること。