国土交通省
 リコールの届出
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平成16年5月6日

<連絡先>

自動車交通局技術安全部審査課
リコール対策室(内線42353)
代表:TEL03-5253-8111

 

 

 

リコールの届出について

 日立建機株式会社から、平成16年5月6日国土交通大臣に対して、下記車両についてリコールの届出がありましたので、お知らせします。

車名 日立
通称名 2車種
型式 CC135,CC135C 2型式
製作期間 平成13年7月31日〜平成16年3月18日
対象台数 114台
不具合の部位 1かじ取り装置(ベアリングナット)
2動力伝達装置(コントロールケーブル)
3走行装置(ドライブプレート)
不具合の状況 1揺動用のセンターピンのベアリングナットの緩み止め構造及び締め付けトルクの設定が不適切なため、走行中に揺動した場合、ベアリングナットの緩み止め用ベアリングワッシャがスペーサとともに動き、当該ワッシャの爪部が破損し、ベアリングナットが緩むものがある。そのため、そのまま使用を続けると、ベアリングナットが脱落し、最悪の場合、前後フレームが離脱するおそれがある。
2前後進の操作用レバーのコントロールケーブルの取り回しが不適切なため、右左折時に当該ケーブルが油圧ホースと干渉するものがある。そのため、そのまま使用を続けると、当該ケーブルのかしめ部が破損し、操作用レバーを操作しても、後進走行ができなくなるおそれがある。
3走行モータからの動力をドラムに伝えるドライブプレートの強度が不足しているため、走行及び作業時に当該プレートの一部に亀裂が発生するものがある。そのため、そのまま使用を続けると、最悪の場合、プレート全周に亀裂が進行し、走行モータからの動力がドラムに伝わらなくなり、走行不能となるおそれがある。
改善の内容 1全車両、ベアリングナット、ワッシャ、スペーサを対策品に交換するとともに、ベアリングナットを適切なトルクで締め付け、ベアリングナットに止めねじを追加する。
2全車両、コントロールケーブルの取付ブラケットを対策品に交換し、新品のコントロールケーブルを取り回しを変更して取り付ける。
3全車両、ドライブプレート、サイドプレート及び取付ボルトを対策品に交換する。
クレーム件数 国内: 14件  215件  32件
事故件数 国内: 123無し
発見の動機 123市場からの情報による。

 

対策箇所説明図1 対策箇所説明図2 対策箇所説明図3
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