平成16年5月10日 |
<連絡先> |
自動車交通局技術安全部審査課 |
リコール対策室(内線42353) |
代表:TEL03-5253-8111 |
フォルクスワーゲングループジャパン株式会社から、平成16年5月10日国土交通大臣に対して、下記車両についてリコールの届出がありましたので、お知らせします。
車名 | フォルクスワーゲン | |
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通称名 | VWトゥアレグ,VWトゥアレグ4.2V8エアサス,VWトゥアレグ4.2V8,VWトゥアレグ3.2V6 | 4車種 |
型式 | −不明−,GH−7LAXQA,GH−7LAXQS,GH−7LAZZS | 4型式 |
輸入期間 | 平成15年2月21日〜平成16年2月3日 | |
対象台数 | 1,364台 | |
不具合の部位 | 乗車装置(リヤシートベルトバックル)、電気装置(メインワイヤリングハーネス)、原動機(冷却水ホース)、動力伝達装置(副変速機)電気装置(制動灯用スイッチ) | |
不具合の状況 | 後部座席のシートベルトバックルをステーに取り付けているリベットのかしめが不十分なため、リベットが抜け出してシートベルトバックルが外れ、乗員を拘束できなくなるおそれがある。 電気配線(メインハーネス)の取り廻しが不適切なため、当該配線が足踏み式駐車ブレーキペダルのリターンスプリングと干渉し、走行時の振動等により当該配線が損傷することがある。そのため、速度計等が作動しなくなる等電装品に不具合が発生し、最悪の場合、当該配線が焼損するおそれがある。 補助電動冷却水ポンプの冷却水ホースとアルミ製冷却水パイプの間隔が狭いため干渉しているものがある。そのため、原動機の振動により冷却水ホースが摩耗し破損して冷却水が漏れ、最悪の場合、原動機がオーバーヒートするおそれがある。 副変速機(トランスファ)ハウジングの鋳造工程が不適切なため、当該ハウジングにゆがみが生じているものがあり、内部に組み込まれた油圧ポンプが確実に作動しなくなことがある。その為、副変速機から異音が発生し、最悪の場合、副変速機が破損して走行不能となるおそれがある。 |
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改善の内容 | 全車両、リベットのかしめを点検し、かしめが不十分なものはシートベルトバックル一式を良品と交換する。 全車両、当該部分の電気配線に保護カバーを追加する。 全車両、冷却水ホースとアルミ製冷却水パイプの間隔を点検し、間隔が不適切なものは補助電動冷却液ポンプのホルダーの加工をおこない、冷却液パイプと冷却液ホースの間隔を確保する。 全車両、副変速機のロット番号を点検し、対象となるものは、副変速機を良品と交換する。 |
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クレーム件数 | 国内: 0件 | |
事故件数 | 国内: 無し | |
発見の動機 | ドイツ連邦共和国フォルクスワーゲン社からの情報による。 |
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