国土交通省
 リコールの届出
ラインBack to Home

 

平成17年4月28日

<連絡先>

自動車交通局技術安全部審査課
リコール対策室(内線42353)
代表:TEL03-5253-8111

 

 

 

リコールの届出について

 株式会社タダノから、平成17年4月28日、国土交通大臣に対して、下記車両についてリコールの届出がありましたので、お知らせします。

車名 FAUN
通称名 RTF100−4、RTF120−5、RTF160−5、RTF200−6、RTF600−7 5車種
型式 不明 1型式
製作期間 平成5年2月2日〜平成17年3月14日
対象台数 453台
不具合の部位 1冷房装置2排気管及び原動機(アクセルケーブル)
3制動装置(エアコンプレッサ)4動力伝達装置5かじ取り装置
不具合の状況 1エアコン用コンプレッサにおいて、テンションプーリサポートの取付けが不適切なため、テンションプーリが駆動ベルトに対して傾いて取付けられ、振動が増大するものがある。そのため、当該サポートの取付けボルトが緩み、サポートに亀裂が発生し、最悪の場合、テンションプーリ及び駆動ベルトが脱落して、他の交通の安全を妨げるおそれがある。
2排気ブレーキ用エアホース、アクセルケーブルとエキゾーストパイプとの隙間が不足しているため、エキゾーストパイプの熱により当該ホース又は当該ケーブルの保護材が溶損するものがある。そのため、そのまま使用を続けると、当該ホース又はケーブルが損傷し、最悪の場合、排気ブレーキが効かなくなったり、アクセル操作が出来なくなるおそれがある。なお、エキゾーストパイプに亀裂が生じると溶損が早まる場合がある。
3エアコンプレッサ出口部の配管ジョイントに使用しているシールリングの材質が不適切なため、エンジンの振動等により袋ナットが緩むものがある。そのため、エアが漏れエア圧が低下すると、パーキングブレーキが効いた状態となり、走行出来なくなるおそれがある。
4オートマチックトランスミッション取付けボルトの締め付けトルクが不足しているため、ボルトが緩んでトランスミッションがずれて、スピードセンサの配線がフレームとの間に挟まれるものがある。そのため、スピードセンサの配線が損傷し、最悪の場合、スピードメータが作動不良となり、自動変速ができなくなるおそれがある。
5ステアリングレバー支点部サポートの取付部の強度が不足しているため、作業場において、クレーン作業装置の旋回体のみを取付けた状態でステアリング操作を行うと、当該部に亀裂が生じ、その後のステアリング操作時に追従性が悪くなるおそれがある。
改善の内容 1全車両、当該サポート及びテンションプーリを点検し、取付不良のものは修正を行う。また、当該サポートに補強を追加する。
2全車両、エアホース及びアクセルケーブルとエキゾーストパイプとの隙間が少ない箇所に断熱材にて保護する。また、保護材を点検し、溶損している場合は新品と交換する。さらに、エキゾーストパイプの亀裂、取り付け状態を点検し、損傷がある場合は新品に交換する。
3全車両、ジョイント部のシールリングを対策品に交換する。
4全車両、当該ボルトを点検し、緩みがある場合は規定トルクで締め付ける。また、ミッションマウントサポート及びスピードセンサを点検し、損傷がある場合は新品に交換する。
5全車両、ステアリングレバー支点部サポートの取付部に補強板を追加する。
クレーム件数 国内:13件 227件 315件 410件 51件
事故件数 国内:なし
発見の動機 市場からの情報による。

 

対策箇所説明図1 対策箇所説明図2 対策箇所説明図3 対策箇所説明図4 対策箇所説明図5
画像(GIF) 画像(GIF) 画像(GIF) 画像(GIF) 画像(GIF)

ライン
All Rights Reserved, Copyright (C) 2005, Ministry of Land, Infrastructure and Transport