第4章 海難分析 1/3
 高等海難審判庁では、海難に関する情報の利用促進のため、裁決から海難の態様、原因、発生要因等を多角的、かつ深度化した分析・研究を行い、海事関係者に有用な情報を提供することが必要と考え、「海難分析集」と海難審判情報誌「マイアニュースレター」を発刊しています。
 また、各地方海難審判庁では、平成14年度からそれぞれの特色のある海域、船種、事件種類などにテーマを絞って海難原因の調査・分析を行い、海難の再発防止に関する各種情報の提供を行っています。
1 海難分析集の発刊

海難分析集は、事件種類、船種などをテーマに、統計的手法を用いて分析を行い、海難の再発防止のための提言を行うもので、平成15年4月には「GPSと海難」を発刊しました。

 航海計器としてのGPSに着目し、平成5年から同13年の間にGPSの取扱いが海難発生の要因にかかわったとして裁決された149件(149隻)を対象に分析しています。




















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       表紙     海難レポート2003概要版
メッセージ-CONTENTS-外国船の海難-最近の海難審判庁の動き-海難審判庁のしごと-裁決における海難原因-海難分析-資料編
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