海難調査における国際協力の促進・向上を目指すための「国際海難調査官会議(Marine Accident Investigators International Forum)」の第12回会議が、11月3〜7日の5日間、27の国、地域から合計42名が参加して、南米チリ共和国のヴィナデルマーで開催されました。
会議には、高等海難審判庁から藤江国際業務室長と伊東調査官が出席し、「海難及び海上インシデントの調査のためのコードの対応」、「各国海難調査機関の活動」、「ヒューマン・ファクターの調査」等、多くの議題について活発な意見交換が行われました。
 また、会議のなかで、かねてから当庁が働きかけていた実効性のある海難調査協力体制の構築に関する本年度アジア海難調査官会議の合意に基づき、主催国であった香港から「国内法の許す範囲での調査協力」を基本としたプレゼンテーションがなされ、その現実的な協力方法は、多数の調査官の共感及び大きな評価を得ました。
なお、次回の第13回会議については、平成16年10月に南アフリカ共和国のケープタウンで開催される予定です。
 
開会挨拶 会議場風景
 
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