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◆ 早鞆瀬戸での海難パターン   無理な追い越しは厳禁!
@  東流時,航路中央寄りの東行船が関門橋を通過後に下関側に圧流され,西行船と衝突する。(事例2)
A  東流時,早鞆瀬戸で航路の中央又は少し左側から追い越しをかけた西行船が,反航船を認めて航路の右側にもどろうとして下関側に圧流され,追い越そうとして いた同航船と衝突する。(事例3)
B  西流時,潮流が弱い航路境界線付近の東行船が,潮流が強い航路中央寄りの東行船を追い越す態勢となり,門司埼付近で追い付いて衝突する。(事例1)
C  門司埼付近で,潮流の流向に対して大きな角度で進行したため,船首尾の受ける流圧差で回頭できなくなって乗り揚げる。(事例4)

◆ 早鞆瀬戸付近での潮流     潮流を知って無理のない運航を!  
   早鞆瀬戸では,門司及び下関市壇之浦のほぼ高潮時に西流が最強となり,ほぼ低潮時に東流が最強となります。
   門司埼付近における潮流の流速が最も速い範囲(最強流速域)は,門司埼沖から伸びる潮目の北ないし西側(航路中央寄り)に拡がっています。
  ・東流時・・・門司埼付近から下関寄りの関門航路に沿って北東に約1,200m,幅200m〜300mの範囲
  ・西流時・・・門司埼付近から下関寄りの関門航路に沿って南西に約2,000m,幅150m〜300mの範囲
                                                              (資料提供:七管本部海洋情報部  次頁参照)

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