平成13年度 室内空気環境に関する実態調査の実施について
住宅室内でのホルムアルデヒド等の化学物質による健康への影響(いわゆる「シックハウス問題」)の解決のため、平成12年6月に学識経験者、関係省庁(建設省、厚生省、通商産業省、労働省、林野庁)、関係団体の参加により発足した「室内空気対策研究会」(委員長:今泉勝吉工学院大学名誉教授)では、住宅室内の空気環境に関する全国レベルの実態調査を実施しました。
また、平成13年度は、昨年度の調査結果を踏まえつつ、継続的に全国レベルの調査を実施し、我が国の住宅室内の空気環境の実態把握を進めます。
尚、室内空気対策研究会のホームページはhttp://www.iaq-research.com/にて、ご覧になれます。(システムの都合上、リンクはしておりません。)
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平成13年度の室内空気環境に関する実態調査の実施
住宅の室内空気中の代表的な化学物質(ホルムアルデヒド、トルエン、キシレン、エチルベンゼン及びスチレン)の濃度について、全国レベルの住宅を対象に、実態調査を行います。
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調査実施主体
調査実施主体は室内空気対策研究会、事務局は(財)住宅リフォーム・紛争処理支センターです。
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測定方法
蒸気拡散式分析法による簡易測定機器(測定バッジ)を使用し測定を実施します。
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調査対象
(1)公募等による新規調査
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調査対象住宅数は約2,000戸とします。
A
住宅の建て方は、戸建住宅、共同住宅の双方とします。
B
住宅の構造は、木造軸組工法、木造枠組壁工法、木質系プレハブ工法、鉄骨系プレハブ工法、鉄筋コンクリート造、その他とします。
C
調査対象住宅は、下記5の公募によるもの(1,000戸)のほか、地方公共団体の選定によるものとします。
D実態調査にご協力していただける方を募集しています。詳細は(財)住宅リフォーム・紛争処理支援センターのホームページをご覧下さい。
ホームページ http://www.chord.or.jp/shienc/index.htm
(2)継続調査
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調査対象住宅は、平成12年度に実態調査を実施した住宅の中から事務局が選定します。
4 スケジュール
(1)公募等による調査
5月末より、公募等を通じて調査対象住宅の抽出を開始し、その後順次簡易測定機器(測定バッジ)・調査票等の発送を行い6〜8月に調査を実施します。
(2)継続調査
5月末までに事務局が調査対象住宅を抽出し、その後順次簡易測定器(測定バッジ)・調査票等の発送を行い、第1回調査は6月〜7月に第2回調査は10月〜11月に実施します。
(3)分析結果等
順次簡易測定機器(測定バッジ)・調査票の回答用紙の回収を進め、分析を行い、その後、年度内を目途に分析結果の統計処理を行うとともに、調査協力者にも個別の分析結果を報告します。
5 公募の概要
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(財)住宅リフォーム・紛争処理支援センターが、約1,000戸の調査対象住宅を公募します。
A
築1年以内のもの(平成12年6月以降に完成した住宅)を中心とします。
B
国内で現在お住まいの住宅であれば、戸建住宅・共同住宅の別、住宅の構造を問いません。
C
応募していただいた方の中から、築年数、構造等の諸条件を踏まえて選定します。
D
郵送、ファクシミリによるほかホームページによる応募も受け付けます。
E
募集期間は平成13年7月末日到着分までとします。ただし、選定した住宅が予定数を超えた場合は募集を終了します。
F
測定作業は、簡易測定機器(測定バッジ)を24時間放置した上で、調査票の回答用紙とともに返送していただくだけの簡単なものです。
G
測定は、平成13年6月から8月までの間の1日に、居間・寝室・個室等のうち1室で行っていただきます。
H
測定にご協力いただいた方には、おって、分析結果をお知らせします。
I
測定に関して応募者の費用負担はいりません。
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詳細は、(財)住宅リフォーム・紛争処理支援センターのホームページをご覧下さい。
ホームページhttp://www.chord.or.jp/shienc/index.htm