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 大臣会見要旨(平成17年8月2日)
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平成17年8月2日(火)
8:47〜8:55
於:参議院議員食堂

 

閣議・閣僚懇

  おはようございます。本日の閣議は、国会提出案件が5件、人事案件が3件です。本日の閣議で8月2日付で辞任する住宅金融公庫総裁望月薫雄の後任に、前日本ユニシス株式会社代表取締役社長島田精一を同日付で任命することについて、内閣の承認を頂きました。
 昨日、日本道路公団の現職の理事が逮捕されました。先般の副総裁に引き続き、現職の最高幹部が逮捕されたわけでして、極めて遺憾と言わざるを得ません。この際、徹底して日本道路公団の膿を出し切らないといけないと私も考えています。そのためには、今、もうこのような事態になっていますので、やはり一番大事なことは日本道路公団として検察当局、捜査機関に対して、全面的にその捜査に協力をしていくことがやはり大事であると思いますし、また、近々、日本道路公団として、再発防止策が取りまとめられると聞いています。それを、しっかりした内容にするとともに、しっかりと実行をしていただく必要があると思っています。いずれにしましても国民の皆様の信頼を回復するために、道路公団として、しっかり取り組みをしていただくとともに、私どもも道路公団とよく連携をとって、こうしたことが二度と起こらないように取り組みをしていきたいと思っています。


質疑応答

 
(問) それに関連して1点。繰り返しになりますが、10月の民営化会社の会長、社長人事の見直しについては如何お考えでしょうか。
(答) それは先般お答えした通りです。今、大切なことは、一つはこうした談合事件、また談合に現職幹部が関与したのではないかという疑惑で強制捜査に至っているわけですので、事実関係を徹底して明らかにするとともに、再発防止に向けての取り組みをすることが最も大事なことであると思います。もう一つは、10月の民営化についてはやはり、予定通り実施していかなくてはならないと考えています。そのための万全の準備をしていただくことが、やはり大切なことであると考えています。
(問) すると会長、社長人事を見直す考えはないという・・・。
(答) 現時点ではありません。ただ、これも先般申し上げましたが、捜査が今進んでいます。終わったわけではありません。捜査がこれからも進展していくでしょう。それはしっかりと見守りつつ、判断をしていきたいと思います。現時点では見直すつもりはありません。
(問) 10月の民営化に予定通り万全の準備を整えてもらうという話ですが、今日の民営化推進委員会の話し合いに、公団の方や国交省の方が欠席なされるというのはどういうことですか。
(答) 私も詳細はよく聞いていませんが。
(問) 別ならば出席するように、淡々ときちんとやっていくべきだと思うんですが。
(答) ただ、今までは当然そういう対応をしてきていると思います。今まで出ていないわけではなくて、対応してきていると思います。そういう意味でこれからも当然対応されて然るべきだと思いますが、昨日こうした強制捜査に発展したということがあって、当然そのことが話題になるんでしょうから、そこは参加する以上は責任を持った発言をしないといけないという意味で、昨日の夜の話ですから、そこは事実関係についてよく見ていく必要があるということで、今日は参加を控えたということで、これから参加をしないということではないと思います。当然参加をされて然るべきだと思います。
(問) 関連ですが、近藤総裁に管理者としての責任があると思われますか。それと、もしあるとすればどんな責任の取り方が考えられるんでしょうか。
(答) 先ほど申し上げたように、近藤総裁に今一番求められていることは、こうした一連の今回の談合問題、またこれへの現職幹部の関与の疑惑。こうした事実関係を徹底して明らかにして、膿を出しきっていくこと、再発防止に向けて対策をしっかりとりまとめていくことが、私は近藤さんに今求められている一番の責任だと思います。また、先ほど申し上げたように、10月1日の民営化を万全の準備をして進めていくこと。これが近藤さんに今課せられている、総裁御自身もそのように受け止めていらっしゃると考えていますが、一番大事なことだと思います。単に今、パッと職を投げ捨てるのは簡単ですが、そうではなくて今申し上げた2点について、しっかりと責任を果たしてもらうことが私は一番大事なことだと思っています。


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