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  大臣会見要旨(平成18年3月14日)
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平成18年3月14日(火)
9:35〜9:42
国土交通省会見室

 

閣議・閣僚懇

 おはようございます。本日の閣議は、一般案件が1件、国会提出案件が8件、政令の決定が10件、人事案件が3件です。特に国交省に関連するところはありません。


質疑応答

 
(問)  スカイマークエアラインズの件ですが、9ヶ月間修理の期限を超えて運航していたという案件が昨日発覚しましたけれども、昨日のご説明では、今日にも会社の関係者に対して厳重注意をなさるというお話がありました。今日のご予定と現在の大臣の御所見についてお願いします。
(答)  今回のスカイマークの件につきましては、結果といたしまして、亀裂の発生といった明らかな不具合は見受けられず、安全上の問題はなかったというものの、9ヶ月間もきちんと修理が適切になされなかったこと放置されていたことは極めて遺憾だと考えています。本日、スカイマーク社に対しまして文書により厳重注意を行います。また、同様の事例の有無について確認の実施と再発防止策の策定について指示をさせていただきます。再発防止策や整備管理の実施状況につきましては、今後、スカイマーク社に対しまして立入検査を行うなど厳しく監視をしていきたいと考えています。
 
(問)  今日、自民党の部会の方で建築基準法など三法の改正案の概要が示されました。大臣の御所見をお願いします。
(答)  今月中に緊急に措置すべき法律改正につきまして、今、与党との調整をさせていただいているところです。詳細は省かせていただきますが、一つは建築確認検査の厳格化、一定の高さ以上の建築物に対して第三者機関における構造計算審査、ピアチェックを義務づけをしていくということが一つの大きな柱です。また、指定確認検査機関に対する監督の強化、更には建築士等に対する罰則の強化、そしてもう一つ住宅の売り主の瑕疵担保責任について充実をする。この内容については、今回の法改正でお願いをしたいと思っていますのは情報開示の徹底ですが、こうした項目を中心に、今、与党との調整をさせていただいているところです。今回のものは、今国会でお願いをすべき早急に講ずべき施策について取りまとめをさせていただいておりまして、今、社会資本整備審議会で更にご議論をお願いし、この夏までに他の問題につきましても取りまとめをしていただきたいと考えています。
 
(問)  スカイマークの今回の不適切な処置なのですけれど、今回のものと直接絡むかどうか分からないのですけれど、スカイマーク社においては、ベテランの整備士、中核で仕事をしてきたような人達がどんどん辞めていってしまうという問題がありまして、神戸線の就航についても異例の条件が付いていたと思うのですけれど、今度、新たに新千歳にも就航を計画しているということで、その点の審査に臨むに当たって、国土交通省としてどういう態度で臨まれるのか御所見を聞かせていただきたいと思います。
(答)  今、御指摘の話は、私どもも関心を強く持っている点です。整備の管理に係る職員や、また整備士の数につきましては、必要な数は確保されていますが、大手の航空会社と比較し、少ない人数でやっているというのが実態です。したがって、余裕があまりないわけでして、そういうことから、本年2月の神戸線就航の際に整備管理の要員や整備士の数につきましても、所要の整備体制を維持するように条件を付しているところです。今後この整備の管理体制の問題、整備士の数の問題等々、この整備に係る体制については、しっかり私ども監視をより厳しくさせていただきたいと思っているところです。
 
(問)  スカイマークの件ですが、スカイマーク社のその企業の体質とか、安全を軽視するような風潮がないかどうか、その辺について如何見てらっしゃいますでしょうか。
(答)  これはスカイマークに限ることではありませんが、やはり公共交通機関であるということ、そして大量の利用者、国民の方々を輸送しているわけですから、安全管理、安全確保ということが何よりも大事なことです。そこのところは、私どもも厳しく見ていかねばならないというように思っています。単に効率性だとかコストの縮減だとか、もちろんそういうことも大事なのですが、そこの安全確保体制がきちんと成されているかどうかというのは、公共交通事業者にとって最も大事な役割、使命でして、そこのところを蔑ろにするようなことは断じてあってはならないというように思っています。
 


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