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  大臣会見要旨(平成18年3月28日)
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平成18年3月28日(火)
8:43〜8:52
参議院議員食堂前

 

閣議・閣僚懇

 本日の閣議は、一般案件が3件、国会提出案件が12件、政令の決定が29件、うち国土交通省に係る政令が3件あります。人事案件が2件です。私からは特にありません。


質疑応答

 
(問) 昨日、参議院の本会議で平成18年度予算が成立しました。今後、重要法案の方に焦点が移っていくと思いますが、一つの節目としてご感想を伺いたいのですが。
(答) 18年度予算案が年度内に成立しましたことは、本当に良かったなと思っています。これからは、予算については執行に入っていくわけですけれども、円滑に執行が出来るように、特に国土交通省の場合、執行官庁ですので、しっかり着実な執行ができるように取り組みたいと思っています。また、今、全国各地経済情勢は様々でして、そういう各地域地域の経済の状況、景気の状況というものも見極めたうえで、柔軟な執行をしていかねばならないと考えています。これから、通常国会後半に入りますが、国土交通省は重要法案目白押しでして、特に建築基準法、建築士法等の改正については、できましたならば、次の金曜日に閣議決定をお願いをしたいと思っていまして、こうした耐震偽装に係る対策の法案もあります。しっかり気を引き締めて、後半国会をしっかり乗り切っていきたいと考えています。
 
(問) 橋梁談合事件で、昨日、公取委から課徴金129億円が課されましたけれども、今後、国土交通省として損害賠償請求についての検討に入ると思いますが、これについてお考えを伺いたいのですが。
(答) まず、違約金条項が既に交わされているものがあります。それについては、当然、その違約金条項に基づきまして、請求をしていくということになります。また、違約金条項が定められていない過去の昔の入札契約につきましても、これは個々の事案を特定をさせていただいて損害賠償請求をしていくことになると思います。
 
(問) 目途としていつ頃かというのは特にございますか。
(答) どの目途ですか。
   
(問) 損害賠償請求についていつ頃結論を出すとか。
(答) まず違約金条が入っているものは、これは10パーセントですが、これはそういう損害賠償の予定をしているわけですから、これはもうできるだけ速やかに損害倍請求をしていくということになると思います。後は違約金条項がない昔のものにつきましては、これは損害が生じたことを立証していかなくてはいけないわけですね。したがってどの契約で談合があったのかということを確定をしていく必要がありまして、これは公取の方に御協力いただかないといけないわけですが、そういうものの確定をしっかりとして請求を適切に行っていくということになると思います。
 
(問) 予算審議に関してお尋ねしますけれども、民主党の偽装メールの対応での迷走ぶりとかですね、耐震偽装の問題も含んだいわゆる4点セットの議論について大臣の御所見があれば御願いします。
(答) 我が方に関わる耐震偽装について申し上げますと、当初から民主党の方はむしろ伊藤元国土庁長官とヒューザーとの関わりだとか、そういう政治的な方に重点をおいていらっしゃったと思います。ただ皆さんにも何度か申し上げたように今回の支援策の決定等々に至っては、全くそういう政治的な介入は一切ありませんし、むしろこの耐震偽装事件を受けて、いろいろな政策的な課題、制度の問題点について、そこはさまざまな御指摘を与野党を通じて、与党からもそれから野党の皆さんからもたくさん頂戴をしています。予算委員会、国土交通委員会等々で相当議論をしていただいていまして、そこのところが議論がなかったとは思っていません。相当議論がなされていますし、これからも議論がなされるだろうし、先ほど申し上げたように緊急に措置すべき建築基準法等の改正については、これから出てくるわけです。これからも後半国会もしっかり議論されるというように思います。
 
(問) スカイマークの件ですけれども、点検実施期間の期限を超過していたことについて、御所見とその対応を。
(答) その件については、この1月にスカイマークに立ち入り検査に入った際に、スカイマーク社に対しては指導をしていまして、問題は何故4ヶ月位見過ごしたのか、整備を怠った期間が4ヶ月間あったと思いますけど、何故整備を怠ってしまったのか、期間が過ぎてしまったのか、そこをしっかり明らかにしていかないといけないと思います。そのこと自体も問題ですが、何故4ヶ月も見過ごしてしまったのか、そこは恐らく社の整備体制に何処か問題があると思います。そこのところを今、スカイマーク社については、御承知のとおり羽田空港にうちの職員が常駐して集中検査、集中監視をしていますので、そこでそういう整備体制、この問題だけではなくてスカイマーク社の整備体制について、しっかり見させていただきたいし、また、今回の問題を通じて整備体制のどこに問題があったのか、事業者の方からも明らかにしてもらわないといけないというように思います。
 
(問) 各社は当たり前のようにメーカーからこういう指摘があれば、サービスブリティンにしてもTCDにしても自分達でちゃんと整備をしているわけですよね。この会社でこういうことが立て続けにあるということになれば、もう安全に飛行機を飛ばせないのではないでしょうか。
(答) この整備体制の何処に問題があるのか、そこをしっかりと今回の集中監査の中でその問題点を明らかにし、指摘をし、また、事業者自身からも再発防止に向けての対策を出してもらわないといけないと思います。
 


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