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  大臣会見要旨(平成18年7月21日)
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平成18年7月21日(金)
11:02〜11:10
国土交通省会見室

 

   

閣議・閣僚懇

  おはようございます。本日の閣議は、一般案件が4件、政令の決定が10件、人事案件が7件です。今日、閣議で私の方から今の大雨の被害状況について御報告をしました。また、閣議終了後、昨日、後藤政務官が現地視察をしていますので、現地の状況について写真等も含めて総理の方に報告をさせていただきました。御承知のとおり19日未明から非常体制をとっておりまして、浸水被害の早期解消、土砂災害による行方不明者の捜索活動、被災地の応急対応を支援するため排水ポンプ車や照明車等の災害対策機械を長野県等の被災地に出動するとともに災害映像を国、自治体等へ配信するなどの対応を執っているところです。また、昨日、今申し上げたように後藤大臣政務官を被災地へ派遣しまして、現地を視察させるとともに各地の被災地へ土砂災害、河川工学の専門家を派遣するなどの対応を行っているところです。長野県においては、3ヶ月の雨がこの3日間で降るという状況ですし、また、島根県におきましても1ヶ月半の雨が3日間で降ると。このような異常な大雨が降っている状況です。今日も雨が降っていまして、引き続き土砂災害等への警戒体制をしっかり執らせていただきたいと思います。総理の方からも、今日、防災担当大臣が現地に入ります、また、後藤政務官も現地に入ります、しっかり関係各省連携をとって、警戒を怠ることのないようにしっかり対策をとってもらいたいと、こういう御指示があったところです。私から以上です。


質疑応答

 
(問) トヨタの関連で2点お願いします。今日の業務改善指示についての御見解と、もう1点、11日に事件が発覚して以来、昨日初めて経営陣からの説明があったという情報開示の姿勢についての御所感をいただければと思います。
(答) 先程、皆様の方にも御連絡がいっているかと思いますが、トヨタの方に自動車交通局長から業務改善指示書を手渡しいたしました。8月4日までに報告をしてもらいたいと要請をしているところです。今回のトヨタ自動車のこの事件につきましては、1つはリコールの時期が平成16年になされたわけですが、もっと以前にリコールができたのではないかというのが1つ。もう1つは、平成16年のリコール時において情報がきちんと国土交通省等に対して、その時の情報がきちんと提出されていたのかどうか。この2つが私はやはり問題だと思っておりますが、この辺につきましては、今捜査機関も入っておりますし、また、当時の書類等も残っていないものが多いわけでして、なかなか現時点では私どもの方で判断できるところではないですが、ただ問題意識としてそういう問題意識を持っているというところです。先程もあったかもしれませんが、昨日トヨタの方から報告書が提出されたわけですけれども、その報告書を読ませていただきまして、1つは社内の関連部署間の連携が悪いと、リコール担当部門に必要な情報がきちんと入っていないと。こうした問題点があります。また、過去に行いました車両品質に関する検討結果が、その後の業務に十分に活用されていないと。こうした問題点もあります。こうした点につきまして、業務の改善を図るべき事項というように私ども判断しまして、本日業務改善の指示書を提出したところです。8月4日までに報告をいただけるというように思っております。その報告でしっかりそうした体制がとれるかどうか確認をしていきたいと思っております。
 
(問) 昭和天皇の靖国のA級戦犯の合祀に関するメモが見つかりまして、これについての御所感をいただけますか。
(答) そのこと自体は、昭和天皇の当時の御意思が推察されるものだというように私も思います。ただ、どうあれ今、日中関係というのはここ何年かの間で決して良好な関係と言えなかったわけです。ただ、経済的に見ましても、また、その他の安全保障等々様々な問題を考えましても、これは中国側もそのように認識していると思いますが、日中関係を改善していかないといけないということでして、両国にとって国益に係わる話であると私は認識をしておりまして、日中関係がこれ以上悪化しないように、良好な関係を維持、発展できるようにしていかねばならないというように私は思っております。昭和天皇のお話につきましては、私の方からこれ以上コメントするのは差し控えさせていただきたいと思います。
 
(問) 閣僚の一人として総理に8月に向けて何か。
(答) いやいや、私が関心を持っていますのはむしろ9月以降の話でしてね。
 


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