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  大臣会見要旨(平成18年8月4日)
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平成18年8月4日(金)
10:50〜11:03
国土交通省会見室

 

   

閣議・閣僚懇

 おはようございます。本日の閣議は、一般案件4件、条約の公布が1件、政令の決定が4件、人事案件が3件です。私の方から1点御報告申し上げます。本日の閣議で国土交通省の人事につきまして8月4日付けで柴田高博都市・地域整備局長の退任、その後任に中島正弘政策統括官を任命し、政策統括官には浅野間一夫国土交通大学校長を任命する幹部職員の人事異動について御承認を頂きましたので発令を致します。私から以上です。


質疑応答

 
(問) 安倍官房長官が4月に靖国神社に参拝していることが明らかになりまして報道がされています。これについて大臣の御所感をいただければと思います。
(答) 私も報道で知っただけで安倍さん御本人のコメントも聞いておりませんけれども、過去のことは過去のこととして、やはり良心の問題、心の問題、それをどう表していくかということは、一国の指導者の場合にはやはりそこは適切に判断をしていかないといけないと私は思っています。そういう意味で今後、是非、大局に立って適切に御判断していただきたいと期待しております。
 
(問) 日本海で放射能の汚染調査を実施する予定だと思いますけれども、海上保安庁として時期や場所などにつきまして決定などしていらっしゃるのでしょうか。
(答) まだ、決めておりません。放射能調査の件につきましては、平成5年に旧ソ連・ロシアの日本海における放射性廃棄物投棄の事実が発覚をいたしまして、平成6年以降毎年実施しているところです。ちなみに昨年も10月に調査を実施しておりまして、この放射能調査につきましては時期等はまだ決定しておりませんが、適切に実施をさせていただきたいと考えております。
 
(問) プールの管理のずさんさが次々と明らかになっている訳なのですけれども、その後プールの実態把握というのが大切なことになってくると思うのですが、国土交通省としてはその辺どのようにお考えでしょうか。
(答) 今回の件につきましては、やはり管理運営の体制に大きな問題があったと言わざるを得ないと思っております。様々な問題、課題が今回の事故を通して見られるわけですけれども、今後こうした事故を未然に防止していくためにも、この環水口というのは吸水口のことですね、この環水口の問題はもちろんのこと、プールの利用者の安全確保という観点からしっかりとその問題点、課題等を共有しあって、こうした事故が二度と起こらないようにしていかねばならないと思っております。プールの大半は文科省の関係の、教育委員会が管理主体である場合が多いですが、国土交通省関係でも都市公園にプールがあります。そういう意味で、こうした事故の再発防止、一層の安全管理の徹底を図るため、プールを所管する省庁が連絡調整を図って、一体的な取組みを行うことが必要と認識しております。今日、実を言いますと、11時より関係省庁の担当者による連絡調整会議を国土交通省において開催をさせていただきたいと考えておりまして、こうした会議を通じまして、これまでもそれぞれもちろん安全管理のための指導、注意喚起等々はやってきているわけですが、さらに共通して今回の問題を契機に、二度とこうした事故が起こらないように今後の対応を協議をさせていただきたいと考えております。
 
(問) 調査とか何か、具体的に検討されていることは。
(答) この連絡調整会議で、そうしたことについても議論になると思っています。
 
(問) 放射能調査の件なのですけれども、平成6年からやってらっしゃるということで、毎年1回、9月か10月にやってこられたと思うのですが、これまでは水路通報、いわゆる事前通報は一切やってこられなかった中で、何故、今年に限って外務省を通じて、韓国と調整を図っているのかを知りたいのですけれど。
(答) この放射能調査につきましては、韓国も、そしてもちろんロシアも、更には国際的な機関であるIAEAも分かっているわけですね。かつては共同で調査をしたこともあります。そういう意味で、放射能調査ですから、これは我が国だけではなくて、韓国にも当然極めて重要なテーマ、課題であるわけでして、決して利害が対立するような話でも何でもないというように御理解していただければと思います。
 
(問) その放射能調査と並行して、海洋調査もやろうと思えばできると担当課から聞いたのですけれども、海洋調査については。
(答) 今、私どもが検討しているのは放射能調査、それをいつやるのか、どういう形でやるのかということですが、まだ現段階では決まっていません。
 
(問) 先ほどの安倍さんの靖国参拝の件で、一国の指導者の場合適切な判断をしていかなくてはならないと仰られたのですけれども、これは安倍さんが総理総裁になるということを踏まえての発言なのか、それとも小泉さんに向けてのことを念頭に置いて言われたのか。
(答) いえ、一般論です。
 
(大臣) ごめんなさい。先ほどのプールの連絡調整会議は11時半に変更になったようです。11時半に国土交通省で文部科学省、厚生労働省の関係省庁が集まって連絡調整会議を行うということになっております。
 
(問) 今日柴田局長が、辞職が認められて、北九州市長選に正式な立候補表明を現地で記者会見をすると聞いておりますけれども、元上司としての御感想をお願いします。
(答) 御本人も相当悩んでいらっしゃいました。これは御本人自身が判断されるところですけれども。本人としてはやはり長年国土交通省の中で働いてこられて、最後までそれを全うしたいという思いも相当あったようですが、地元の方々の熱心な強い要請が度重なりまして、最終的にそのように御判断をされたのだと思います。私からは、選挙というのは勝たないと意味がないと、これは大変な選挙になるぞと、覚悟して判断しないといけませんよということは申し上げていたのですが、是非頑張っていただきたいと思っております。
 


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