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  冬柴大臣会見要旨(平成18年12月5日)
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平成18年12月5日(火)
9:18〜9:26
衆議院議員食堂
冬柴鐵三

 

   

閣議・閣僚懇

  おはようございます。12月2日、3日に、大臣就任後初めての海外出張として中国を訪問し、日中間の観光交流の拡大や増大する航空需要への対応について、唐家璇(とうかせん)国務委員らと意見交換を行いました。大変短い期間ではありましたが、実り多い訪中となりました。邵h偉(しょうきい)国家旅游局長、楊元元(ようげんげん)民用航空総局長、劉志軍(りゅうしぐん)鉄道部長の3大臣と、そして唐家璇国務委員の4人とお会いしました。前3人は私のカウンターパートでして、初めて会ったわけですが、唐家璇国務委員は私に対して「老朋友だ」と。老朋友というのは古い友人という意味ですが、そういうことで良い会談ができたと思います。総理が初めて中国を訪問されたときに、温家宝(おんかほう)首相との間で、羽田−虹橋間、虹橋とは上海にある地方空港ですが、その間で飛行機を飛ばそうではないかという合意をされました。それを具体化するために今回参りましたけれども、楊元元民用航空総局長は「大変困難な事情はあります。しかし全力で頑張ります」ということを仰っていただきました。それについても唐家璇国務委員に是非支援してくれるようにお願いしまして、「それは心得ています。頑張ります」ということも仰っていただきまして、今までより前進したような感触を受けました。唐家璇国務委員から「羽田と虹橋間についてニューヨークとワシントンのシャトル便のようなものを考えているのですね」と聞かれ、そうだということを申し上げました。邵h偉国家旅游局長との関係では、総理がハノイで胡錦涛主席との間で、来年すなわち日中国交正常化35周年を目指して、日中両国間で文化・スポーツ交流年ということにしていまして、往復の交流人口を500万人にしようという計画を立てられまして、それに対して、柴田審議官も連れて行きまして、具体的な話を詰めてきました。何とか500万人が見えてきたかなという感触を得ました。向こうも非常に期待していただきまして、例えば日本の桜は何カ月かかかるのでしょうと、その間ずっと行事をやろうじゃないかとか。あるいは、日本の地方から向こうの19の飛行場に飛んでいるのですが、その1つに大体1千人くらいで、合わせて1万9千人くらい行こうということとか。向こうもそれが18ありますから、大体そういうような規模の訪日来をやろうとか、いろいろな話し合いができました。以上でして、短い期間ではありましたけれども、そのように友好を暖め、また実務的にもいろいろな懸案を一歩前進をさせることができたと自負をしています。以上です。


質疑応答

 
(問) 訪中の関係なのですけれども、今、各種分野についてお話がありましたけれども、一番収穫があったことというのはどこに感じているかということと、もう1つは話は変わって道路特定財源の方なのですけれども、昨日、官房長官が揮発油税の方は08年度以降を示唆するような発言がありましたけれども、これをどのように受けとめていらっしゃるか。政府案取りまとめの状況と合わせてお願いします。
(答) 一番の成果はもう冒頭に申し上げましたように、私のカウンターパートである3人の大臣と直に話ができたと。短い期間でしたけれども非常に親密になりました。友達関係ができました。向こうも私が就任して初めての海外出張に中国を選んでくれたということを全ての人が高く評価してくれましたし、私が向こうの瀋陽の生まれだということで非常に暖かく迎えていただいた。これが僕は第一の収穫だと思います。その他のことは先程申し上げたとおりです。
 それから、揮発油税については、再来年からという話は今、話し中です。詰めているところですけれども、私の立場から言えば当然の話でありまして、これは来年までの暫定税率を決めて、平成15年度から19年度までの間に総額38兆円の事業規模を行うと、その事業量に即応した暫定税率が決められているわけです。それを19年度を残して、19年度に変えてしまうということは、それはできないです。法律的にも駄目です。法改正をしなければいけないわけですから。私はそういう前提に立ちますが、しかしこれは話し合いの話でして、今話題の話です。今日の新聞でいろいろ散見するのは何か後退したとかという記事ですが、そんなことは後退ではないので、当然の話だと思います。
 

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