国土交通省 Ministry of Land, Infrastructure and Transport Japan
冬柴大臣会見要旨(平成19年3月16日)

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  冬柴大臣会見要旨(平成19年3月16日)
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平成19年3月16日(金)
8:50〜8:56
衆議院議員食堂
冬柴鐵三

 

   

閣議・閣僚懇

おはようございます。本日の閣議は、一般案件が4件、国会提出案件が12件、政令の決定が8件と人事案件です。当省に関係するもので、特にご報告するものはありません。
 私から1点ご報告がございます。本日閣議においてご了解いただきましたので、3月16日、本日午後に出発をしまして、17日の午後には帰ってまいりますが、中国広東省の広州に出張してまいります。
 本年が日中国交正常化35周年の佳節を刻む年であることを記念し、日中双方で大規模な交流団の派遣・交換を計画していることから、具体的な交流事業の進め方等について邵h偉(しょうきい)国家旅游局長と意見交換を行う予定です。
 また、日中観光交流年の締めくくり及び日中国交正常化35周年の幕開けとして、日中両国の政府、地方公共団体、観光関係団体・企業が一堂に会する交流事業等に出席し、訪日旅行の呼びかけを行ってまいります。
 この出張の機会を活かし、昨年11月の日中首脳会談において掲げられた日中間の交流人口を500万人とする目標の実現に向けて、両国間の観光交流の促進に努めてまいります。私からは以上です。 


質疑応答

 
(問) 全日空のボンバルディア社の胴体着陸の事故について、ご所感をお願いします。
(答) 私はちょうど参議院の予算委員会に入る直前に聞いたのですけれども、13日に発生した事故は過去に経験したことのないトラブルでありまして、非常操作である手動操作でも前脚が下りなかったという安全上極めて重大なものと考えています。大惨事に至らなかったことを心から安堵しています。このまま同型機が運航することは、場合によっては乗客の安全に大きな影響があり、何らの手当てもなしに運航させることはできないと考え、私自ら、航空局に対し直ちに安全な措置をとるよう指示しまして、現在次の3点の対策が取られています。第1点目としては、事故当日に、同系列型の航空機全36機、同型機は22機ですが兄弟分がありますので、36機に対して、直ちに就航を止めて、前脚の手動操作に関する緊急の外観点検及び作動点検をするように指示をしました。2番目は、現在前脚ドア機構の詳細点検は4000時間ごと、期間的には2年ごとにやれば良いことになっていますが、これを今後、400時間ごとへ、期間的には3ヶ月ごとにと、短縮してやるということを昨日同系列型機の運航者に対し指導しました。3番目は、同系列型機の運航者を招集しまして、安全対策会議を開催し、今般の事故に係る不具合の今後の対策等について検討するようにしました。この会議は19日月曜日に開催される予定になっているようです。国土交通省としましては、事故調査の進展も踏まえ、今後の対策については、全面的に協力の意向を表明しているカナダ航空局をはじめ、関係各所と必要な連携を図り、適切に対応していく所存です。航空機の製造会社や前脚部分の製造会社もカナダからこちらに来ることになっていると聞いています。
   
(問) 全日空のロサンゼルス支店に家宅捜索が入ったという情報が入ったのですけれども、国土交通省としてどの辺りまで情報収集をされているのでしょうか。
(答) 今、言われているところまでです。
   
(問) 今後も、当局の方で情報収集に努めるという話ですか。
(答) そうです。
   
(問) 罪名などもわからないですか。
(答) 今言われたところまでです。
   
(問) 前脚だけ直せば飛ばして良いというわけではないとは思いますけど、このまま運航を続けて大丈夫なのでしょうか。
(答) 今回の事故に対する問題としては、前脚の部分をしっかりと点検する、ということですが、他の部分も、もちろん点検しています。また、カナダからも製造会社なども来ますし、こちらも調べていきますが。
   

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