国土交通省 Ministry of Land, Infrastructure and Transport Japan
冬柴大臣会見要旨(平成20年2月26日)

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  冬柴大臣会見要旨(平成20年2月26日)
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平成20年2月26日(火)
8:50〜8:55
衆議院議員食堂
冬柴鐵三

 

   

閣議・閣僚懇

  おはようございます。本日の閣議で当省に関係するものは、国会提出案件が1件「平成18年度日本国有鉄道清算事業団の債務等の処理に関する法律に定める施策の実施の状況に関する報告について」と法案が3件ありました。私からは以上です。


質疑応答

 
(問) 大阪地検に職員が逮捕されたことについて、一言ご所見をいただけますか。
(答) 国営飛鳥歴史公園事務所における公園工事をめぐり、事務所長という重責にあった者が、競売入札妨害の容疑で逮捕されました。当省が大阪地方検察庁に家宅捜索を受けるという事態を迎えたことは大変遺憾なことでありまして、国民の皆さまに心からお詫び申し上げたいと思います。今後、捜査当局に対して全面的な協力を行い、事実の解明に努めるとともに、外部有識者からなる公正入札調査会議、これは先の水門談合事件を受けた時に調査や対策の検討に参画していただいた方で、例えば、札幌高裁の長官をやられた方や、東京地検特捜部の検事をやられた方とか、公正取引委員会の事務局長をやられた方など、今は学者であるそういう方々にご参画いただきまして、改善の措置、それから実施状況の検証、今回の事件を受けてさらなる対策を検討していただいて、一日も早く国民の信頼を回復しなければならないと思います。
   
(問) イージス艦の関係なのですけれども、防衛省が事故発生の約6時間後に「あたご」の航海長をヘリコプターで東京市ヶ谷の防衛省に呼んで事情を聞いていたということがあったそうなのですが、そのことについて大臣のご所感をお聞かせください。
(答) その件について私は聞いていません。また聞いてみます。
   
(問) 19日の事故発生の夜にも海保側に無断で事情聴取をしていたということがあるのですが、それについてはいかがでしょうか。
(答) 私の方は刑事訴訟法上の司法警察職員としての捜査権があり、刑法に基づく捜査ができる権限が与えられております。したがいまして海上自衛隊にも内部的な調査権はあるにしても、私どもの了解を得てやられるというのが筋であり、法の仕組みだと思います。外部発表につきましても、私の方から、事案の核心に触れるようなものについて捜査の妨げになるような発表等はご遠慮願いたいと伝えています。ただ、こういう大きな事案であり、そしてまた自衛隊という大きな組織であり、国民の関心も非常に大きいわけですから、刑事事件に関係するから何もかも公表は差し控えるというのは通らないと思いますけれども、ただ事案の核心に触れるような具体的事実を公表されることはご遠慮いただきたいということを正式に申入れをしたということを聞いています。今後、捜査の問題でありますし、非常に影響の大きい問題でもありますので、互いに協力しながらやっていかなければならないと思います。
   

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