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冬柴大臣会見要旨(平成20年3月14日)

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  冬柴大臣会見要旨(平成20年3月14日)
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平成20年3月14日(金)
8:45〜8:55
参議院議員食堂
冬柴鐵三

 

   

閣議・閣僚懇

  おはようございます。本日の閣議では、特にご報告することはありません。私の方から1点ご報告があります。本日、道路関係業務の執行のあり方改革本部の外部有識者の方々にお集まりいただきまして、これまでの経緯や、先般本部においてとりまとめた改善、改革方針等について当方から説明を行いまして、専門的かつ客観的な立場からのご意見やご指摘をいただきたいと考えています。私は、ご案内のとおり、国会審議がありますので出席できませんが、本日は副本部長である平井副大臣以下が出席することとなっています。今後、さらに検討を進め、4月中に最終的なとりまとめを行うべく、早急に検討を進めていきたいと思います。また、本日お集まりいただく外部有識者の方々は、イトーヨーカ堂代表取締役社長、日本経団連の常任理事で経団連からも推薦いただいた亀井淳先生は、所用のため出席できませんが、他の4名の方々はご出席いただけると聞いています。これからも適宜開催していきたいと思っています。私からは以上です。


質疑応答

 
(問) 道路特定財源について2点お伺いします。公共用地補償機構以外にも、先端建設技術センターなどで、ほぼ丸抱えの旅行が行われていたことについて大臣の所感をお聞かせください。
(答) 私どもの方からの発注業務などがあった相手方ですので、そういう丸抱えというものは、国民の目から見れば妥当ではないと思います。したがって、私は前から言っているように、まず半額を返してもらうことです。これは、参加した人といっても末端の人までは無理でしょうから、私は役員とか管理職にある人がそれぞれ話合いをして、これを早急に返してもらうことが一つです。そして、返していただいたお金の処置ですけれども、これこそ今日の先生方にいい方法を考えて欲しいと思います。また財団で公益目的のためにそれを使いますということになると、これも国民の目線から見たときに、いかがなものかとなりかねないと思いますので、そうしたいと思います。もう一つは、そういうものに対する金額です。これについても半分でいいのかという問題はあると思います。それについても、先生方のご意見を聞いて、だいたいどれくらいが適当なのか、難しい話ですが、それを超える分は半額と言わず返してもらわなければならないかと思います。今後、そういうものについても、それが目安になるのだろうと思います。世の中が不況になると、中小企業で、旅行なんかとてもということがあるかもしれません。親睦を図る意味で行われているものがあるとするならば、そういうものも調査します。丸抱えとおっしゃいましたけれども、本人負担分があると思います。そういうことが世の中でもあるかもしれませんけれども、それは希有なことであって、国民目線では、本人が積立てをして、それに対して会社が一部を負担し親睦を図るのが概ねだろうと思います。そういう辺りをよく協議していただいて、結論を出したいと思います。
   
(問) 与党内で道路中期計画の修正について前向きに検討するという声が上がっていますけれども、これについて大臣の所見をお聞かせください。
(答) 私の立場としては、今提案している案が最良であって、租特、財特共に一括して年度内に成立していただくということ以外に頭にありません。それに向けて一生懸命頑張っていくというのが私の仕事だろうと思います。ただ、国会の審議の中で政治に責任を持つ与党の幹部等、あるいは政府の判断で、どのような決着をするのかは別問題で、私としては冒頭申し上げた立場だろうと思います。
   
(問) 先程の丸抱え旅行の件ですが、支出したところは全てという意味でしょうか。
(答) もちろんそうです。調査してです。
   
(問) 職員の方が一部負担している場合も支出したものについては半分は返すべきである。
(答) そうではなく、一回実態を調べて、先生方によく協議をしてもらいます。一部負担したとはいえ、その法人が負担した額が過分であれば返してもらわないといけないかもしれないが、いまのところ私にはわかりません。
   
(問) 基本的にいくら返還してもらうかというのは、先生方の検討も踏まえてということですか。
(答) もちろんそうです。
   
(問) 一律に半額ではなく。
(答) そうです。私は、当面「半分だ」と言ったんですが、そんな荒っぽい話ではないので、もう少しきめ細かく検討していただこうと思います。それは国民全体から見て、皆さんの会社だってあると思いますが、そういうものも参考にして常識の範囲で納めていただくよう、常識を先生方に判断していただく趣旨です。
   
(問) 大臣のご認識で、新たに明らかになった丸抱え旅行は何件あり、事実関係はどのように把握されていますか。
(答) 私が調べたところでは2件です。丸抱えというか、本人に負担がなく法人の費用で福利厚生費の中から旅行費用が出されたというのは今のところ2件です。
   
(問) 団体名を挙げていただいてもよろしいですか。
(答) いいです。今日、国会で質問されると思います。財団法人河川情報センターと財団法人先端建設技術センターです。
   

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