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取組紹介

賛同企業・団体で実際に行われている取組をご紹介します。

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第一生命保険株式会社

人生のステージに即した休暇制度でサービス品質を高める

あらゆる社員に休暇を取りやすく

女性社員が9割近くを占める第一生命保険株式会社では、30歳未満が13%、30歳代が24%、40歳代が28%、50歳以上が35%と女性社員の年代構成も幅広い。マタニティ休暇、産前・産後休暇、育児休業など、ライフステージにあわせ、さまざまな休暇制度を設けてきた。なかでも注目すべきは、孫誕生休暇だ。生命保険の営業職員にキャリアを重ねた50、60歳代の社員が多いことから、誕生した制度。社員に孫が生まれた場合に7日間の休暇を取得できる。
一方で、育児に関心をもつ男性が増える現状を踏まえ、子どもが生まれた男性社員には、パパトレーニング育児休業という愛称をつけ、育休取得をとりやすい環境づくりも行っている。

数字に表れる取組効果

孫誕生休暇をはじめ、さまざまな休暇は、「遠方に嫁いだ娘の出産の世話ができた」「次に孫が誕生するときも、取得したい。本当にありがたい制度」(孫誕生休暇)、「自分が育児休暇を取得し、二人の子供の世話をすることで、普段育児に追われる妻に休息を与えることができると同時に、自分自身育児の大変さや楽しさを理解できる貴重な経験となった」(パパトレーニング育児休業)、「節目の年齢を迎えたので、休暇を利用して人間ドックを受診し、自分の健康を詳しくチェックすることができた。結果に特に心配するような項目はなく、自分の健康に自信が持て、その後の仕事に対してより前向きに気持ちで取組むことができるようになった」(健康増進休暇)などと好評だ。働き続けやすい環境と、働く意欲を高めることにもつながり、女性の離職率も2/3に減った。
また、パパトレーニング育児休業は、父親としての自覚や家族の絆の深まりを再認識するよい機会となっている。育児休業を取得する男性社員は、2010年は前年度に比べて約15倍と大幅に増えた。
「お客さまへのサービスの品質を高めるためにも優秀な人材確保は欠かせません。働きやすい環境づくりに尽力したい」と語るダイバーシティ推進室長の吉田久子さん。
休暇を効果的に活用し、会社の持続的成長に繋げていく考えだ。