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取組紹介

賛同企業・団体で実際に行われている取組をご紹介します。

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株式会社イチネンホールディングス

社長自ら長期休暇取得を謳い、短い就業時間で効率化を図る

業務効率アップのカギは、会社から離れること

2009年より株式会社イチネンホールディングスの代表取締役社長に就任した黒田雅史さんは、積極的に長期休暇取得を勧めている。
「休暇を取ると他の人に迷惑が掛かるので取り辛いと思っている社員が多いが、その人にしか出来ないという業務を見直す事で、リスクの分散を図ることが出来ます。また、休暇を取る為に自分の業務を見直し、やるべき事・やらなくて良い事の棚卸しが出来、それが業務効率に繋がるのです。」とその理由を説明する。
取得しやすい環境作りのために、管理職や役員から休むようにはたらきかけ、社長自らも10日間ほど休暇を取得し、家族と海外旅行を楽しむ。合わせて、残業や休日出勤を減らすことにも力を入れる。
更に、社員のスキルアップを図る資格取得もサポートしている。資格取得支援制度は、会社が取得費用を補助するというもの。実際にPCや環境関連のスキルなど、レベルの高い資格にも多くの社員が挑戦している。

休暇や支援制度は活用してこそ意味がある

社内の風通しが良いこともあり、社長自らの呼びかけに応じて連続休暇制度の取得も高い。
国家資格試験の勉強のため、試験前に1週間の連続休暇を取った社員や、フラワーアレンジメント研修のため9日の連続休暇を取得しドイツへ行った社員など、個々が積極的に休暇を取り、それぞれに充実した時間を過ごすようになってきた。その結果、残業は2年連続で激減し、グループ全社で30%ダウンした。
また、「私が見ていても、社員が元気になってきていると感じます。」と黒田さんも話すように、休暇中の仕事を補い合うことで、社員同士のコミュニケーションも活発になりチームの雰囲気も良くなった。
「会社が成長・発展し続けるには社員全員の力を集結することが必要です。社員が力を発揮し、業務の効率化を図るためにも、休暇や支援制度は実際に活用してこそ意味があります。目指すは、社員全員が連続休暇を取得することです。」と黒田さんは強調する。