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取組紹介

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イケア・ジャパン株式会社

「イケア・バリュー」で成長し続ける

よりよい仕事をするために、休暇をとる

世界各地に出店する、スウェーデン発祥の世界最大のホームファニッシングストア・イケア(IKEA)。2002年に日本法人を設立、「より快適な毎日を、より多くの方たちにご提供すること」をビジョンに、「世界で一番大切な場所」とする家庭でのホーム・ファニッシング商品を扱う。
日本法人の従業員は約2,800名(2012年4月現在)で、フルタイムワーカーは40%程度。年間の所定休暇は127日、有給休暇は20日が付与され、取得率100%を推奨している。その他、男性にも育児休暇15日があるなど、従業員が働きやすい環境を整えている。
小売業であることから1月1日を除き、定休日はない。そのため、年度始めにチームで相談しながら休暇を決め、最近は閑散期に2~3週間まとめて休みを取るケースが増えている。休暇期間中の業務は周囲の者がカバーするなど、「お互い様」のチームワークで働く意識が根付いている。

働くときは働き、休む時は休む

同社には、「イケア・バリュー」というグループ共通の価値観があり、それに基づいた人事理念がある。そこには、会社が働きやすい環境や個人が成長する機会を提供する一方で、従業員の一人ひとりが自分の仕事や成長について責任をもつという考え方が存在している。
「休暇を100%取得するためには、同じ勤務時間の中でいかにして最大の効率と結果を得るかを従業員自身がしっかりと考え、実行していく必要がある。これにより、仕事もプライベートも充実させることができ、好循環が生まれる。」とヒューマン・リソース・マネージャーの下風さん。「従業員が成長するとき、イケアも成長する。そして従業員が成長するためには、仕事とプライベート、どちらも充実していることが不可欠である。そのためにも、働くときはしっかりと働き、休む時はしっかりと休むということが社内の価値観として根付いている。」という。
2006年に第1号店をオープンして以来、関東・関西、そして2012年4月には九州初出店と、着実に店舗を拡大している背景には、その競争力を支える価値観とそれに基づいた働き方がある。