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取組紹介

賛同企業・団体で実際に行われている取組をご紹介します。

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コクヨ株式会社

ユニークなオフタイムの提案は、活き活きと働ける環境づくりの一環

楽しみながら取り組めるオフタイムの提案

コクヨ株式会社には100年前の創業当初から障害者雇用を当たり前に行ってきた歴史があり、多様な働き方にも柔軟である。産休や育児・介護休業はもちろん短時間勤務やフレックスなどの制度が充実している。また、残業削減も進み、オフタイムとからめたユニークな事例も少なくない。
例えば「エコ伝」。この活動は、そもそもオフィスの省エネをテーマにした活動で、社員が実施したエコ行動をポイント化して表彰するというもの。東日本大震災後には、これに、「5時45分までに帰ったらポイント」「休日に6時間以上外出」などの項目を加え、あわせて災害ボランティアと観光を兼ねたツアーも企画。金曜日の晩から土日を利用してツアーに参加した場合、月曜は休業可とした。
そのほか、業務終了後、何かしらのテーマを持った活動を行う場合、会社からテーマが認められれば支援金が補助される「ヨイコミ(良いコミュニケーションの略)制度」など楽しみながら取り組める仕組みがある。

オフタイムで磨かれた感性が、事業を活かす

エコ伝では、この活動で何トンCO2が削減できて、電気代いくら分減らせたかといった数字や効果を明示した。その結果、やらされ感が払拭され、社員の意識も高まったように手応えを感じると本社統括部CSR環境グループの齊藤さんは言う。そういった意識が、オフタイムの過ごし方にも影響を与えているようだ。
災害ボランティア企画でも、「単独では行きづらいので会社が企画してくれるなら」と参加した社員もいるなど、良いきっかけ作りになったという。「復興に向けて私たちが継続的にできることは何かを考えるきっかけになった」という声もあり、現地に赴くことで得るものがあったようだ。
齊藤さんは、「業務でのアウトプットばかりでは枯渇してしまう。自分のインプットを増やすにはオフタイムを充実させることが大切」と話すように、企業が、オフを有意義に過ごすきっかけ作りや働く環境整備を行う必要性を強く感じている。