国土交通省
 第1回アセアン+3(日本、中国、韓国)観光大臣会合の
 結果について

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平成14年1月25日
<問い合わせ先>
総合政策局観光部企画課

(内線27156)

TEL:03-5253-8111(代表)


 

 本日、インドネシア・ジョグジャカルタにおいて、インドネシアのメガワティ大統領出席のもと開会式が行われ、次いで第1回アセアン+3観光大臣会合が開催されました。その結果の概要についてお知らせします。

  1. 日時
     平成14年1月25日(金)

  2. 場所
     インドネシア・ジョグジャカルタ

  3. 参加国
     ブルネイ、カンボジア、インドネシア、マレイシア、ミャンマー、フィリピン、ラオス、シンガポール、タイ、ヴィエトナム、中国、韓国、日本

     日本からは羽生国土交通審議官、鷲頭観光部長他が出席
     (参加者については別紙1参照

  4. 結果概要
    (1)米国におけるテロ事件による観光への影響の検討
    • 日本より、米国テロ事件以降の国際観光の落ち込みを回復するためには、旅行者に対する適切な情報提供により旅行者の不安感を取り除くことが必要であるとして、アセアン+3の観光当局間で直接かつ迅速に安全情報を交換するメカニズムの創設を提案。

    • これに対し、各国から賛同を得て、今後高級事務レベル/専門家の会合を開催して、旅行者の安全を高めるための迅速な情報交換のメカニズムにつき具体的な検討を行うことで合意。

    (2)本大臣会合の成果として、別紙2の声明を採択。


(別紙1)

第1回アセアン+3(日本、中国、韓国)観光大臣会合各国参加者について

日本 羽生 次郎 国土交通審議官
中国 ガン・スン国家観光局副代表
韓国 オー・ジチョル文化観光部副大臣
ブルネイ アブドゥル・ラーマン・タイブ産業天然資源大臣
カンボジア ベン・セレイブス観光大臣
インドネシア イ・グデ・アルデカ文化観光大臣
ラオス チェン・サヤヴォング商務観光副大臣
マレイシア ハジ・シーク・ファジール文化芸術観光大臣
ミャンマー ソー・ルイン ホテル観光大臣
フィリピン リチャード・ゴードン観光省長官
シンガポール レイモンド・リム貿易産業大臣
タイ ソムサック・テプスティン首相府大臣
ベトナム パム・トゥ国家観光局副局長
アセアン事務局 ロドルフォ・セヴェリノ事務総長


(別紙2)

第1回ASEAN+3観光大臣会合 共同声明

  1.  2002年1月25日、第1回ASEAN+3(中国、日本及び韓国)観光大臣会合がインドネシアのジョグジャカルタで開催された。

  2.  世界経済の低迷と2001年9月11日の米国における悲劇による影響を受けた観光の落ち込みを考えれば、ASEAN+3による協力は誠に時宜を得たものである。

  3.  観光大臣は、旅行者の安全に関する情報を迅速に交換するためのメカニズムの検討のため、高級事務レベル会合/専門家会議の開催を合意した。

  4.  ASEAN+3諸国は観光分野において、以下の事項について協力する。
     (a)旅行の容易化
     (b)ASEAN+3地域における観光の促進
     (c)官民の協力
     (d)人材育成・調査究・ITのための合同プログラム
     (e)投資の促進
     短期・長期の協力のため、事務的な検討を進める。

  5.  今後、ASEAN+3観光大臣会合は、ASEAN観光大臣会合にあわせて開催する。

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