平成１４年８月１５日

警察庁

国土交通省

＜問い合わせ先＞

総合政策局交通計画課

（内線24612）

都市・地域整備局

都市計画課都市交通調査室

（内線32672）

道路局企画課道路経済調査室

（内線37632）

TEL：03-5253-8111（代表）

　

　この度、警察庁及び国土交通省では、「交通需要マネジメント（ＴＤＭ）実証実験」の実施計画として、下記の計３件（詳細は別添参照）を認定しましたのでお知らせします。

• 　この実証実験の制度は、都市圏において公共交通の利用促進や物流の効率化等のＴＤＭを一層充実することを目的に平成１３年度に創設したものです。認定を受けた実証実験については、実施に際して、都道府県警察本部、地方整備局及び地方運輸局が連携して支援するとともに、地域における自動車交通の調整、事業者による交通事業の改善、環境負荷の少ない自動車の導入等を行う参加事業者の負担する経費の一部に対して補助も行うこととしています。さらに、都市圏の安全かつ円滑な交通を確保するための都市圏交通円滑化総合計画の策定に関し本実証実験の成果も活用することとされています。

• 　今回の認定は、平成１４年５月７日から６月７日までの間に国土交通省が行った公募に対して応募のあった実験計画案を対象として、有識者の懇談会（座長：石田東生・筑波大学教授、７月１日開催）における推薦と関係局による審査を経て行ったもので、これにより、平成１４年度は平成１３年度から継続実施中の２０件と合わせ、全国で計２３件のＴＤＭ実証実験が行われることになります。
  1. 　札幌都心部観光バス駐車対策実証実験（札幌市）
  2. 　通勤・通学・買物におけるマイカー利用転換とバス利用促進事業（久喜市）
  3. 　松本都市圏における観光に伴う交通渋滞の解消に資する低公害バス輸送実験（長野県）

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別添

平成１４年度ＴＤＭ実証実験実施計画案の概要

　

実験名	概要	申請主体	実施年度
札幌都心部観光バス駐車対策実証実験	観光シーズンを中心に都心部の渋滞の一因となっている観光バスの路上駐車への対策として、北海道バス協会と札幌市が連携して、都心部内に専用のバス待機場を設置するとともに、当該待機場の利用促進キャンペーン、路上駐車車両に対する啓発・指導を行い、観光バスの路上駐車に起因する渋滞の解消等を図る。	札幌市	Ｈ１４年度〜 　Ｈ１５年度
通勤・通学・買物におけるマイカー利用転換とバス利用促進事業	市内循環バス路線網の整備・再編に併せ、サイクルアンドバスライド、買物客等が利用しやすい休日割引パスの導入、駅周辺における路上駐車対策等を実施する。また、それらの結果を踏まえ１５年度にはバスの増車、バス待合所の設置等も追加して実施する。	久喜市	Ｈ１４年度〜 　Ｈ１６年度
松本都市圏における観光に伴う交通渋滞の解消に資する低公害バス輸送実験	松本都市圏における我が国有数の山岳観光地である上高地と乗鞍岳において、観光シーズンに交通渋滞の原因になっているマイカー及び観光バスの乗り入れを制限・抑制するとともに、乗換駐車場において、低公害車両を使用したの路線バスへの乗り換えを誘導する。	長野県	Ｈ１４年度〜 　Ｈ１６年度 （夏季のみ）

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