| 平成14年3月25日 | 
| 農林水産省 | 
| 農村振興局 | 
| 水産庁 | 
| 経済産業省資源エネルギー庁 | 
| 国土交通省 | 
| <問い合わせ先> | 
| 河川局海岸室
 | 
| (内線36322) | 
| 港湾局海岸・防災課
 | 
| (内線46735) | 
| TEL:03-5253-8111(代表) | 
                    
 
 
- 設置の背景及び趣旨
 全国的に顕在化している海岸侵食は、土砂の供給と流出のバランスが崩れることがその大きな要因となっている。この解決の一方策としては、河川からの適正な供給土砂を確保することが考えられる。
 一方、河川においては、利水ダムへの堆砂の進行により、利水ダムそのものの機能確保上の問題となっているとともに、全国のダムの堆砂量のうち利水ダムの占める割合が約7割(平成11年度現在)にも達しており、利水ダムへの堆砂が河川における土砂管理に少なからず影響していると考えられる。
 このような状況に鑑み、河川においては、利水ダムの堆砂対策、流域における土砂管理対策、海岸においては、海岸侵食対策として河川からの供給土砂の沿岸方向への広域的な有効活用方策、各分野毎の役割分担などについて検討を行い、土砂の流れを自然の流れに近づけるための施策を展開していくことが必要である。
 これらを総合的に検討することを目的として、有識者等からなる委員会を設置する。
  
- 委員会の構成
 
    
      | 委員長 | 辻本 哲郎 | 名古屋大学教授 | (河川工学) |  
      | 委員 | 佐藤 愼司 | 東京大学教授 | (海岸工学) |  
      |  | 角  哲也 | 京都大学助教授 | (水理構造物、ダム堆砂) |  
      |  | 藤田裕一郎 | 岐阜大学教授 | (河川工学) |  
      |  | 秋本 佳則 | 農林水産省 | 農村振興局 防災課長 |  
      |  | 粂  知文 | 水産庁 | 漁港漁場整備部 防災漁村課長 |  
      |  | 福島  章 | 資源エネルギー庁 | 原子力安全・保安院 電力安全課長 |  
      |  | 岡山 和生 | 国土交通省 | 河川局 河川環境課長 |  
      |  | 門松  武 | 国土交通省 | 河川局 治水課長 |  
      |  | 櫻井 克信 | 国土交通省 | 河川局 海岸室長 |  
      |  | 森下 保壽 | 国土交通省 | 港湾局 海岸・防災課長 |  
      |  | 小林 一朗 | 国土交通省 | 中部地方整備局 河川部長 |  
      |  |  |  | (順不同・敬称略) |  
 
   
- 主な検討項目
 (1)利水ダムの堆砂対策並びに河川及び海岸への土砂の供給方法
 (2)堆積土砂の海岸侵食対策としての活用方法
 (3)モデル流域・海岸における土砂管理対策
 (4)海岸侵食対策と利水ダムの維持・回復のための土砂管理対策の基本的な方針
     
- スケジュール
 3月26日(火)に第一回委員会を開催する他、今後3回程度開催し、最終報告をまとめる予定
     
- その他
 第1回委員会での討議内容については、改めて発表いたします。
 海岸侵食対策と利水ダムの機能の維持・回復のための土砂管理対策検討フロー(PDF形式)

  
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