国土交通省
 「ETC普及・活用検討委員会 第1回とりまとめ」について
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平成14年9月24日

<問い合わせ先>

道路局有料道路課

(内線38352)

TEL:03-5253-8111(代表)

 

 ETCについては、現在の普及状況が未だその機能を十分に活用する段階に至っていないことから、各普及段階における諸課題の抽出、対応策等について検討・整理し、今後のETC普及促進策の円滑な実施に資することを目的として、平成14年3月より、学識経験者等による「ETC普及・活用検討委員会(委員長:越 正毅 東京大学名誉教授)」を設置し、検討してきたところです。
 このたび、「第1回とりまとめ」として、ETC普及・活用のための総合施策が取りまとまりましたので、その骨子について発表いたします。
 なお、国土交通省では本委員会の検討を踏まえ、ETCサービス料金所の拡充、車載器レンタル制度の部分的導入等の新規施策について、平成15年度概算要求に反映しております。

 

ETC普及・活用検討委員会 第1回とりまとめ骨子

ETC普及・活用検討委員会委員名簿
ETC普及・活用検討委員会第1回とりまとめPDF形式
ETC専用車線の運用切替基準マニュアルPDF形式

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ETC普及・活用検討委員会 第1回とりまとめ骨子

  1. 料金所整備の考え方
    • 地域的に格差のないサービスを実現するとともに、ETCの効果を引き出す観点からも、原則として全ての料金所にETCを整備

  2. 車載器頒布方式の多様化
    • 普及当初におけるセットアップ台数を急速に拡大するとともに、「個別販売方式」における価格競争を刺激し、利用者にとってのオプションの拡大という観点から、レンタル方式を部分的に導入

  3. 既存割引制度のあり方
    • ハイウェイカード、回数券の偽造が大きな社会問題となっていることから、その解決の観点からも、高度なセキュリティを有するETCへの割引の集約を図ることが重要であり、具体的な実施スケジュール等について検討

  4. ETCの機能を活用した新たな割引制度のあり方
    • ETCの機能を活用して、利用頻度に応じたマイレージ割引制度、渋滞区間を迂回する乗り継ぎ割引制度、特定の端末区間に係る割引制度等、ETCならではの多様できめ細かな割引サービスを実施

  5. 自動車交通行政との連携強化
    • トラック、タクシー、バス等の運送事業者に対し、業界団体を通じて利用促進を要請
    • 官民の連携により、ETCの無線通信技術を活用したドライブスルーなどの決済サービスについて早期の実用化を推進
    • 将来の車載器標準装備をにらんだビルトイン化の条件整理

  6. ETC専用車線の運用のあり方
    • ETC車線の専用運用を図るための社会実験に加えて、料金所周辺での渋滞が想定される料金所においても、できるだけETC専用運用を確保するための運用切替基準を策定


ETC普及・活用検討委員会委員名簿

氏名 所属
委員長   越   正毅   東京大学名誉教授
委員   飯田 恭敬   京都大学工学部教授
委員   桑原 雅夫   東京大学国際・産学共同研究センター教授
委員   太田 和博   専修大学商学部教授

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