平成14年10月8日 |
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鉄道局業務課 |
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TEL:03-5253-8111(代表) |
平成14年度の「日本鉄道賞」については、58件による応募の中から、日本鉄道賞表彰選考委員会による選考の結果、別添のとおり決定いたしました。
この「日本鉄道賞」は、1872年の鉄道開通から数えて今年が鉄道開業130周年に当たることから、「鉄道の日」創設の趣旨である「鉄道に対する国民の理解と関心」を一層深めるとともに、鉄道の今後一層の発展を期することを目的として、「鉄道の日」実行委員会(会長:中村英夫武蔵工業大学教授)により、平成14年度から設けられたものです。
「日本鉄道賞」では、毎年「鉄道の日」実行委員会において選定されるテーマについて優秀な取組みのあった事業者又は団体を表彰することとしています。平成14年度は「情報化への貢献」、「地方鉄道における活性化への貢献」及び「環境対策への貢献」の3つのテーマを設け、部門毎に日本鉄道賞等を授与することとしています。
受賞者の方々に対しては、平成14年10月15日(火)の「鉄道の日」祝賀会(於:ホテルパシフィック東京)において、表彰式を行う予定です。
別添
【日本鉄道賞】:東日本旅客鉄道株式会社
(選考理由)
ICカードを活用した出改札システム「Suica(スイカ)」を導入し、切符購入の省略化、チャージ(入金)による繰り返し使用、乗り越し運賃の改札機における自動精算等、利用者に対して非常に高い利便性を提供することを実現した。
【日本鉄道賞表彰選考委員会特別賞】:小田急電鉄株式会社
(選考理由)
忘れ物を全駅で即座に検索できるシステムやインターネット接続携帯電話等から特急券を予約・購入しチケットレスで特急に乗車できるシステムを初めて導入し、利用者利便の向上に貢献した。
【日本鉄道賞】:岡山電気軌道株式会社
(選考理由)
超低床式路面電車「MOMO」の導入と併せて、情報技術を活用した電車運行情報の提供、バリアフリー化の推進等を一体的に行い、さらに市民団体とも連携しつつ街づくりの情報等を発信するなど地域の発展に尽くした。
【日本鉄道賞表彰選考委員会特別賞】:津軽鉄道株式会社
(選考理由)
津軽の冬の風物詩として定着しているストーブ列車をはじめとして、季節毎に様々な趣向を凝らした列車の運行等を通じて利用の確保に努め、地方鉄道として地域に定着するよう長年にわたり努力を続けてきた。
【日本鉄道賞表彰選考委員会特別賞】:日本貨物鉄道株式会社及び三岐鉄道株式会社
(選考理由)
中部新国際空港の建設に当たり、埋立土砂の一部について鉄道輸送を活用することによりモーダルシフトを実施し、CO2、NOx等の削減に寄与した。
参考
日本鉄道賞表彰選考委員会について
日本鉄道賞の選考を実施するため、「鉄道の日」実行委員会に設けられた委員会であり、以下の委員から構成されています。
委員長 | 中村英夫 | (財)運輸政策研究機構運輸政策研究所所長 (「鉄道の日」実行委員会会長) |
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黒野匡彦 | 新東京国際空港公団総裁 | |||
白石真澄 | 東洋大学経済学部助教授 | |||
松尾正洋 | 日本放送協会解説委員 | |||
柳島佑吉 | 産業経済新聞社論説委員 | |||
石川裕己 | 国土交通省鉄道局長 (「鉄道の日」実行委員会副会長) |
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