自動車基準認証の国際化のためのアジア地域官民会議が
ジャカルタで開催されました!
平成14年2月1日 |
<問い合わせ先> |
自動車交通局 |
技術安全部技術企画課 |
(内線42256) |
TEL:03-5253-8111(代表) |
自動車基準認証国際化研究センター |
第二技術課 |
TEL:03-5216-72418(代表) |
国土交通省の後援、インドネシア運輸通信省と自動車基準認証国際化研究センター(JASIC)の共催により、インドネシアのアグム運輸通信大臣他アジア地域の13の国・地域の政府関係者、自動車製作者等の民間団体関係者など約140名が参加して、「自動車基準認証の国際化のためのアジア地域官民会議」(第6回)が、2002年1月30日(水)、31日(木)の2日間、インドネシア・ジャカルタで開催された。 この会議は、国連欧州経済委員会の自動車基準調和世界フォーラム(WP29)へのアジア諸国の参加を促すことにより、アジア地域を含む世界的な自動車基準の調和と認証の相互承認を促進することを目的として開催されたものである。2日間にわたる会議では、国連の相互承認協定(58年協定)や世界的技術規則協定(98年協定)の重要性、これらの協定への加入を阻害する要因とその解決策、将来の官民会議のあり方等についての議論が行われた。 なお、次回の会議は、2002年秋にフィリピン・マニラで開催されることとなった。 |
○会議の目的及び経緯
本会議は、アジアを含む世界的な基準調和への取組みを促進することを目的として、アジア地域における自動車先進国であるわが国が平成10年より開催している。
本会議を通じて、自動車基準調和を推進する世界唯一のフォーラムであるWP29への参加を促し、自動車の安全・環境問題の解決と基準・認証制度の国際的な整合化を支援することにより、アジア地域の健全なモータリゼーションの進展に貢献しようとするものである。
これまでの5回の会議において、WP29への参加、58年協定及び98年協定への加入の重要性が参加各国の共通認識として確認され、これらの実現に向けた各国の行動計画が提示され、その具体化に向け、活発な討議が行われている。
○今回の会議の成果
今回の会議においては、WP29における活動内容、参加体験等についてWP29参加国から具体的な説明が行われるとともに、WP29への参加にあたっての障害(基準調和に関する重要性の認識の不足、技術力の不足、参加に係る資金的な困難性等)及び解決策について、前回に引き続き検討が行われた。その上で、58年協定や98年協定加盟の重要性、これらの協定加入を阻害する要因及びその解決策並びに将来(2005年以降)の官民会議のあり方について議論が行われ、最終日(31日)には、第1回から今回の会議までの会議の成果(WP29参加に当たっての障害の解決策等)、各国の基準調和・認証の相互承認活動の目標、今後のアジア官民会議のあり方、自動車産業界の貢献等を主な内容とする共同声明を採択した。
○自動車基準認証の国際化のための第6回官民会議開催概要
参加国及び地域 | : | インド、インドネシア、韓国、シンガポール、タイ、台湾、中国、フィリピン、ブルネイ、ベトナム、香港、マレイシア、日本、南アフリカ共和国*、オランダ*、オーストラリア* (*はオブザーバー) |
出席者 | : | 各国の自動車関連行政機関(運輸省、環境省など)関係者 (日本からは、国土交通省自動車交通局技術安全部技術企画課国際業務室長 他2名が参加) |
各国の自動車関連民間団体関係者 自動車工業会 自動車部品工業会 自動車輸入組合 など |
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日本からは、(全体で約140名、うち日本から16名) | ||
開催期間 | : | 平成14年1月30日(水)〜31日(木) |
場所 | : | ジャカルタ(インドネシア) |
主催者 | : | 自動車基準認証国際化研究センター(JASIC) インドネシア運輸通信省 |
後援 | : | 日本国国土交通省 |
過去の開催経緯 | : | 第1回官民会議(東京) 1998年10月28日(水)〜29日(木) 自動車の認証制度のあり方について |
第2回官民会議(北京) 1999年6月9日(水)〜10日(木) 自動車の基準調和のあり方について |
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第3回官民会議(東京) 2000年1月26日(水)〜27日(木) 基準調和と認証の相互承認の実現に向けた行動計画策定について |
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第4回官民会議(バンコク) 2000年8月2日(水)〜3日(木) WP29への参加の実現と拡大について |
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第5回官民会議(クアラルンプール) 2001年5月23日(水)〜24日(木) WP29への参加を阻害する要因及びその解決策について |
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