
| 平成14年4月25日 |
| <問い合わせ先> |
| 海事局造船課 |
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(内線43716) |
| TEL:03-5253-8111(代表) |
国土交通省では、テクノスーパーライナー(TSL)をはじめとする高度船舶技術を活用した新しい海上輸送システムの開発・事業化に取り組んできたところですが、このたび、TSLの保有・管理等を行う新会社が、海運、造船、物流、商社及び日本政策投資銀行から総額32.8億円の出資を得て、平成14年5月中旬に設立される運びとなりました。
新会社の保有するTSL第一船は、東京−小笠原航路に投入(平成16年度)される予定です。これにより、本土から小笠原へのアクセスが大幅に改善され(片道26時間→約16時間)、島民の利便性の向上や小笠原の活性化に大いに寄与することが期待されます。
なお、新会社では、TSLを始めとする新形式超高速船舶の保有・貸与のほか、TSSの開発・提供及び海上輸送システム開拓事業を行うこととしており、国土交通省としても、引き続きこうした取組みを積極的に支援していくこととしています。
| 会社名 | 出資額 | 会社名 | 出資額 |
| 三井造船(株) | 1,000 | 日立造船(株) | 100 |
| 日本政策投資銀行 | 980 | 三井物産(株) | 100 |
| 石川島播磨重工業(株) | 300 | 三菱重工業(株) | 100 |
| 日本郵船(株) | 200 | 三菱商事(株) | 100 |
| 川崎重工業(株) | 100 | 日本通運(株) | 50 |
| 住友重機械工業(株) | 100 | (株)日本海洋科学 | 50 |
| 日本鋼管(株) | 100 | 合計 | 3,280 |
(参考)
小笠原TSLの概要について
| 要目 | 小笠原TSL | おがさわら丸(現就航船) |
| 全長 | 140メートル | 131メートル |
| 全幅 | 30メートル | 17メートル |
| 総トン数 | 1万4,500トン | 6,679トン |
| 速力 | 時速約70キロ | 時速約40キロ |
| 材質 | アルミ軽合金 | 鋼 |
| 推進機関 | ガスタービン(ウォータージェット) | ディーゼル(プロペラ) |
| 旅客数 | 725名 | 1,031名 |
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