国土交通省
 第75回海上安全委員会(MSC75)について
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平成14年5月13日
<問い合わせ先>
海事局外航課

(内線43366)

TEL:03-5253-8111(代表)

 

  1. 経緯
     米国の同時多発テロ事件を契機に、海事分野におけるテロ対策強化の必要性が認識され、本年2月、IMO本部においてテロ対策に係る中間作業部会が開催されました。
     今次海上安全委員会においては、当該中間作業部会の結果(SOLAS条約の改正案文等)、各国の提案等について、本年12月のSOLAS条約締約国会議に向けて審議を深める予定です。
     その他、船舶の安全設備等に関しても審議が行われる予定です。

  2. 同委員会開催日時等
     (1)平成14年5月15日(水)〜24日(金)10日間
      於:IMO本部(ロンドン)
     (2)日本側代表団
      国土交通省海事局、港湾局、海上保安庁等から出席
      (団長:松尾龍介海事局安全基準課長)

  3. 議題等
     (1)以下に関するテロ対策中間作業部会からの報告及び各国からの提案
      国際航海に従事する船舶又は当該船舶が入出港する港を対象として、
      イ 船舶自動識別装置(AIS)の早期導入。
      ロ 船舶保安計画の策定、船舶及び会社の保安職員の配置。
      ハ 港湾施設保安計画の策定、保安職員の配置。
      二 船員の本人確認。
      ホ その他
       ※ 上記イ〜ハについては、SOLAS条約改正案等が提示される予定。
       ※ 上記ニについては、国際労働機関(ILO)においても検討中。
     (2)その他
      イ 検査、点検のためのアクセス設備の強制化
      ロ ばら積み貨物船の安全性
      ハ 海賊対策

  4. 対処方針
     我が国としても国際的テロリズムの防止及び根絶の重要性を認識しており、昨年2月の中間作業部会に引き続き、海事分野における我が国国内のテロ対策に関する取組みと同様に積極的に対応する。

    ※会議の頭撮りについては、調整中。希望される場合は外航課まで連絡願います。
     審議結果については、まとまり次第広報予定。

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