国土交通省
 FRP廃船高度リサイクルシステム構築プロジェクト平成13
 年度報告書について

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平成14年7月19日
<問い合わせ先>
海事局舶用工業課

(内線43833)

TEL:03-5253-8111(代表)

 

 平成14年7月2日、第5回FRP廃船高度リサイクルシステム構築推進委員会が開催され、FRP廃船高度リサイクルシステム構築プロジェクトの中間報告として、平成13年度報告書が取りまとめられた。

  1. プロジェクト事業概要
     FRP廃船の海洋投棄、放置艇の沈廃船化等社会的問題に対処するとともに、循環型社会の構築や資源の有効活用等の社会的要請に応えるため、
    (1)FRP廃船を解体、破砕し、その破砕片をセメント等の原材料として利用する現時点で最も実現性が高いリサイクル技術を確立するとともに、   
    (2)FRP船の劣化・損傷個所のみを取替え可能とし、船体の長寿命化を図る、船体各部の接合及び劣化・損傷箇所等の交換・修復を容易化する等のリユース技術を確立する。  

  2. 実施主体
     プロジェクトの円滑な運営を図るため、学識経験者等(委員長:金原金沢工業大学教授、委員長代理:細田慶応義塾大学教授)から構成される「FRP廃船高度リサイクルシステム構築推進委員会」を設置。独立行政法人海上技術安全研究所が中心となって研究開発を実施。

  3. 平成13年度事業の概要
    (1)リサイクル技術の確立
     平成12年度に得られた課題の克服に向け、12年度より多くの試験体を使用し、セメント炉の影響評価や破砕機構の耐久性向上等に関する試験を実施。なお、破砕機構の刃の耐久性の検証及び発泡剤とFRP材と自動選別手法の技術的改良等が課題となった。   
    (2)リユース技術の確立
     船体各部接合工法における構造強度評価、リユース可能なFRP船の要素技術開発、劣化診断技術開発及び補修技術の標準化等を実施した。   
    (3)リサイクルシステムの事業化のための検討
     FRP船保有数が多く、廃船問題に対する関心が高い地域において、FRP船のリサイクルシステムの事業化モデルを検討するとともに、リサイクルシステム運用開始に向け、事業化に必要な基本的事項の検討を開始した。

    参考:平成14年度における、本プロジェクトの実施計画概要は以下のとおり。

    • リサイクルシステム総合実証試験及び要素技術開発の実施等
    • リユース可能なFRP船の実験船による安全性評価試験の実施等
    • リサイクルシステム事業化のための詳細事項の検討等


(参考資料1)FRP廃船リサイクルシステム事業化に向けた技術的課題PDF形式
(参考資料2)F R P 廃船高度リサイクルシステム構築プロジェクト推進体制PDF形式

(FRP廃船高度リサイクルシステム構築プロジェクト平成13年度報告書)

  第1章平成13年度プロジェクト概要
  第2章FRP廃船のリサイクル技術の確立(セメント焼成実証実験)
  第3章FRP船のリユース技術の確立
  第4章経済的なリサイクルシステムの事業化の検討

報告書の詳細については、上記<問い合わせ先>へお問い合わせください。

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