国土交通省
 FRP廃船高度リサイクルシステム構築プロジェクトリサイ
 クルシステム総合実証試験について
 
※FRP(fiber reinforced plastic):繊維強化プラスチック
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平成14年10月4日
<問い合わせ先>
海事局舶用工業課

(内線43833)

TEL:03-5253-8111(代表)

 

 使用済みFRP製プレジャーボート等の不法投棄、放置艇の沈廃船化等社会的問題に対処するとともに、循環型社会の構築や資源の有効活用等の社会的要請に応えることを目的として、国土交通省では、平成12年度より「FRP廃船高度リサイクルシステム構築プロジェクト(別添資料参照)」を実施している。
 平成14年度においては、瀬戸内海西部地域をモデル地区とした「リサイクルシステム総合実証試験」(総合実証試験)を実施する。なお、本試験は、広島県廃船処理対策協議会(事務局:広島県空港港湾局港湾管理室)が実施する「FRP廃船処理の集中トライアル(試行)」と共同で行う。

  1. 総合実証試験の目的
     総合実証試験を実施することにより、以下の事項を検証する。
     1平成12年度より実施しているリサイクル要素技術開発の成果の実証
     2リサイクル処理フローの検証
     3処理コストの推計及びコスト低減方策の検討 等

  2. 総合実証試験の概要
     (1)
     広島県西部(山口県の一部を含む)地域のプレジャーボート販売店及び自治体等がユーザーから収集したFRP廃船を、陸上(トラック)又は海上(台船、曳航等)輸送により、一時保管・解体場所である広島市まで運搬後、分別・解体(減容化)の上、FRP廃材をセメント工場(福岡県)まで輸送する。
     (2)
     広島県東部(岡山県の一部を含む)地域のプレジャーボート販売店及び自治体等がユーザーから収集したFRP廃船を、陸上(トラック)又は海上(台船、曳航等)輸送により、一時保管・解体場所である因島市まで運搬後、分別・解体(減容化)の上、FRP廃材をセメント工場まで輸送する。
     (3)
     セメント工場内で、上記FRP破砕片(約1m角)を約2p角まで粉砕・選別・調合後、セメントの原材料として再利用(リサイクル処理)するセメント焼成試験を行う。

  3. 総合実証試験日(予定)
     (1)解体試験:広島県西部(広島市)平成14年11月5日〜8日
             広島県東部(因島市)平成14年11月18日〜21日
     (2)粉砕・セメント焼成等試験:福岡県(田川市)平成14年11月18日〜29日


<資料>FRP廃船高度リサイクルシステム構築プロジェクト 平成13年度実施概要PDF形式

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