国土交通省
 「東京湾の干潟等の生態系再生研究会」の設置について
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平成14年7月2日
<問い合わせ先>
港湾局環境技術課
  環境整備計画室

(内線46685)

TEL:03-5253-8111(代表)

 

  1. 設置主旨
     東京湾の再生については、平成13年12月に都市再生プロジェクト(第3次決定)として「海の再生」が決定されました。これを受け、平成14年2月に関係省庁及び7都県市からなる東京湾再生推進会議が設置され、平成14年6月28日に「東京湾再生のための行動計画(案)」として中間とりまとめを行ったところです。また、千葉県においては、東京湾に残る貴重な干潟である三番瀬の保全や再生について、幅広い関係者が参画したいわゆる円卓会議において検討がなされています。
     このように、干潟等の海水浄化機能を活用した水質改善や干潟等が有する豊かな生態系の保全や再生について様々な議論がなされていますが、今般、国土交通省港湾局と環境省自然環境局は、東京湾全域を対象として三番瀬をはじめとする東京湾の干潟・藻場等の保全・再生等のあり方や、湾岸に点在する干潟等について生態系の連続するネットワークの構築による東京湾の生物生息環境の改善方法など、生態系保全を視野に入れた東京湾の総合的な海域環境改善方策についての調査を共同で実施します。本調査の実施に当たっては、生態系保全の視点も踏まえて総合的かつ専門的な研究を行うため、学識経験者、港湾管理者(関係自治体)及び関係行政機関(国土交通省及び環境省)から構成される研究会を設置して実施します。

  2. 検討内容
    • 三番瀬をはじめとする東京湾における干潟・藻場・浅場等の自然環境の現状調査
    • 東京湾における干潟・藻場・浅場等の保全・再生等のあり方の検討
    • 生態系の連続する干潟ネットワークの構築のあり方の検討
    • 生態系保全を視野に入れた東京湾の総合的な海域環境改善方策の検討    等

  3. スケジュール
    • 平成14年7月上〜中旬に第1回研究会開催予定
    • 年度内に数回の研究会を開催し、年度内に報告書をとりまとめる予定


研究会名簿

◎ 委員長

近藤 健雄 日本大学理工学部海洋建築工学科教授(海洋環境工学)
  石丸 隆 東京水産大学海洋環境学科教授(海洋生態学)
  灘岡 和夫 東京工業大学大学院情報理工学研究科教授(海岸工学)
  西村 修 東北大学大学院工学研究科教授(生態工学)
古川 恵太 国土技術政策総合研究所沿岸海洋研究部海洋環境研究室長
中村 由行 (独)港湾空港技術研究所海洋・水工部沿岸生態研究室長
市川 大倫 千葉県土木部港湾整備課長
大野 皓一郎 東京都港湾局港湾整備部計画課長
青木 治 横浜市港湾局港湾整備部企画調整課長
結城 隆章 川崎市港湾局企画振興部企画振興課主幹
成田 實 横須賀市港湾部港湾企画課長
岩瀧 清冶 国土交通省港湾局環境整備計画室長
今井 泰男 国土交通省関東地方整備局港湾空港部地域港湾空港調整官
小野寺 浩 環境省自然環境局自然環境計画課長

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