国土交通省
 臨海部埋立地における「根株移植実証試験」の実施について
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平成14年11月28日
<問い合わせ先>
港湾局環境整備計画室

(内線46652、46684)

TEL:03-5253-8111(代表)

 

  1. 試験目的
     国土交通省港湾局では、本年7月に「臨海部の森づくり研究会」(座長:岡島成行 大妻女子大学教授)を設置し、都市再生プロジェクト(平成13年12月4日第三次決定)として「臨海部における緑の拠点の形成」の先導プロジェクトに位置づけられた東京港中央防波堤内側埋立地(別紙1参照)における森づくりについて、利用及び整備のあり方、植栽技術、維持管理方策等の課題を検討中である。
     当該地の様に、廃棄物海面処分場跡地という環境下で面積数十haに及ぶ大規模な森をつくるためには、植栽コストを抑えつつ早期に森を形成することが技術面での大きな課題となる。
     国土交通省港湾局では、この課題を克服する植栽手法として『根株移植』に着目し、環境条件の厳しい臨海部埋立地での適用可能性を検証するため、濱野周泰東京農業大学助教授の指導の下に「根株移植実証試験」を実施することとした。

  2. 試験内容
    (1)根株移植対象木
     大井ふ頭中央海浜公園なぎさの森の間伐対象木のうち、クスノキ、スダジイ、マテバシイ、モチノキ等の臨海部緑地でよく見られる常緑樹を主体とする23本。
    • 常緑樹(幹回り29cm以下)6本
    •  〃  (幹回り30cm〜56cm)16本
    • 落葉樹(樹種:センダン、幹回り34cm)1本

    (2)根株移植実施時期の設定
     常緑樹の移植実施適正期は、新緑が現れる直前の4月中旬〜6月上旬であるが、今後の事業の実施性を考慮し、あえて不適期の冬季に実施する。

    (3)根株移植実証試験現地作業(別紙2参照)
     1作業期間 平成14年12月2日(月)から12月10日(火)まで
     ※雨天等により変更する場合がある。

     2作業場所 大井ふ頭中央海浜公園なぎさの森(間伐対象木切断・掘り取り)
     中央防波堤内側埋立地(植栽基盤整備・根株植え付け)

    (4)根株成育状況観察
     1観察項目 根の張り具合、萌芽の状況、周辺の草本との競合状況など

     2観察期間 根株植え付け後から平成15年5月頃まで

     3観察実施者 東京農業大学造園樹木学研究室(地域環境科学部造園科学科)

  3. 根株移植について
     別紙3参照。


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