平成14年11月7日 |
<問い合わせ先> |
航空局 技術部運航課 |
(内線50124) |
管制保安部保安企画課 |
(内線51112) |
TEL:03-5253-8111(代表) |
標記については、航空・鉄道事故調査委員会から三重県桑名市上空における空中衝突事故に係る調査報告書が公表されたところであり、この事故を踏まえた航空局の対応については以下のとおりである。
(2)民間訓練試験空域の管理運用方法の見直し
平成13年7月27日から、同時に一定の場所を使用する訓練機の数を1機とする、訓練機に対する他機の状況等に関する情報提供の強化、管制機関等の周波数又は共通無線周波数のモニターの指導等、全国の民間訓練試験空域の管理運用方法を見直した。
平成14年10月3日から、1訓練空域1機体制を効果的に実施するため訓練空域を細分化し、航空交通流管理センターにおいて全国の訓練空域状況を一元的に把握する等の管理運用体制の改善を図るとともに、管制機関等の周波数のモニターの徹底を図った。
(1)小型航空機の安全確保に係る情報の周知・徹底
操縦訓練における見張り、航空機の形状から生ずる特有の死角等を考慮した見張りについて、関係団体に周知・徹底を図る。
本事故をはじめとする小型航空機の事故が航空事故全体の約3/4(平成14年)を占めている。このような現状を踏まえ、小型航空機の安全を確保するためには、パイロット等航空機の運航に携わる者の安全意識の向上を図ることが必要であることから、小型航空機の安全確保に係る情報を新たに当省のホームページに掲載する。
(2)小型航空機の衝突防止装置に係る調査
空中衝突の防止に資すると考えられる機器の性能、効果、影響等について調査し、その結果を上記ホームページに掲載し、情報提供を図る。