平成15年1月22日 |
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建設関連業(測量業、建設コンサルタント、地質調査業)の経営分析は、建設関連業者の経営改善に必要な指標を提供するとともに、建設関連業者を指導育成するための基礎資料を得ることを目的に、昭和52年分(測量業は昭和54年分)から実施している。
このたび、平成13年分の経営分析として、平成13年1月から同年12月までの間に決算期が到来した企業に関して、財務に関する報告書等から資本金、売上高等の調査項目について集計並びに分析を行ったものである。
調査結果の概要
平成13年分の調査結果では、各業種とも対象企業1社平均財務諸表の総売上高、総利益、経常利益、当期利益が前年と比べ減少した。特に測量業及び地質調査業の当期利益はマイナスとなり、損失計上となった。各業種の収益性、生産性及び安全性に関する経営分析は次のとおりである。
調査対象企業の1社平均では、総資本が約88,320万円(対前年比 2.9%減)、総売上高が約102,520万円(同 1.1%減)、経常利益が約3,240万円(同17.9%減)、当期利益は約100万円(同93.6%減)となった。
このため、収益性に関しては、総売上高経常利益率が3.2%(同0.6ポイント減)総資本経常利益率が3.7%(同 0.6ポイント減)となるなど、各利益率がすべて低下した。
また、生産性に関しては、総資本回転率が1.16%(同 1.8%増)、職員1人当たり総売上高が約1,880万円(同14.1%増)、技術職員1人当たり総売上高が約2,280万円(同16.5%増)とすべて向上した。なお、職員数は55人(同8人減)、技術職員数は45人(同8人減)となった。
一方、安全性に関しては、総資本自己資本比率が38.1%(同 2.8ポイント増)、流動比率が 156.1%(同 8.7ポイント増)、固定比率は79.6%(同 3.8ポイント減)とすべて向上した。
調査対象企業の1社平均では、総資本が約66,590万円(対前年比 7.1%減)、総売上高が約54,280万円(同 8.2%減)、経常利益が約 1,370万円(同33.9%減)、当期利益は約△ 750万円(同 197.1%減)となった。
このため、収益性に関しては、総売上高経常利益率が2.5%(同 1.0ポイント減)、総資本経常利益率が 2.1%(同 0.8ポイント減)となるなど、各利益率がすべて低下した。
また、生産性に関しては、総資本回転率が0.82%(対前年比 1.2%減)、職員1人当たり総売上高が約2,240万円(同増減なし)、技術職員1人当たり総売上高が約3,070万円(同増減なし)となった。なお、職員数は24人(同2人減)、技術職員数は18人(同1人減)となった。
一方、安全性に関しては、総資本自己資本比率が53.2%(同 1.8ポイント増)、流動比率が 222.7%(同 2.5ポイント増)、固定比率が78.3%(同 0.1ポイント増)となり、安全性に関する指標については、引き続き各業種の中で最も高い水準となった。
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