国土交通省
 新世代下水道支援事業制度の平成15年度(第3回目)採択
 について

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平成15年12月15日
<問い合わせ先>
都市・地域整備局下水道部
下水道事業課
(内線34232)

電話:03-5253-8111(代表)


 

 

 下水道の新たな役割を切り開く 新世代下水道支援事業に、今回2ヶ所を新規採択

 下水道は国民の生活に密接した施設であり、浸水の防止、汚水の排除、トイレの水洗化といった生活環境の改善のみならず河川等の公共用水域の水質を保全するためにも重要な役割を担っています。
 また、近年の都市・社会活動における問題への対応として、健全な水循環の確保や良好な水環境の保全・創出、環境負荷の削減に必要な資源の有効利用、新技術の普及や高度情報化による事業の一層の効率化等が新たな下水道の役割として求められています。
 このため、平成11年度に新世代下水道支援事業制度を創設し、水環境の創造、リサイクルの推進、機能高度化の促進に積極的に取り組んでいます。
 今回、平成15年度(第3回目)として2箇所を新規採択しました。これにより、平成11年度の制度創設以来合計161箇所において本事業が実施されることとなります。

<認定証授与式(平成15年度第2回及び第3回採択分について実施)>
 日時:平成15年12月17日(水) 午後13時30分〜
 場所:国土交通省 10階 共用会議室


新世代下水道支援事業制度
 良好な水循環の維持・回復、リサイクル社会構築への貢献、情報化社会への対応等の新たな下水道の役割を積極的に果たしていくため、水環境創造事業、リサイクル推進事業及び機能高度化促進事業により構成され、 事業内容によりそれぞれ2つの型から成り立っており、重点的に投資を行ってその効果を早期に発現できるように、事業毎に採択を行っている。

 [水環境創造事業]
水循環再生型
 下水処理水の再利用、雨水の再利用や貯留浸透による流出抑制、親水性のある水辺空間の整備、河川事業等との連携・共同事業を行うことにより健全な水循環系の再生を図る。

ノンポイント汚濁負荷削減型
 雨天時に宅地や道路などの市街地の面源から公共用水域に流入する汚濁負荷(ノンポイント汚濁負荷)及び下水道未整備地域から発生する生活雑排水により都市下水路等の水路や湖沼等の公共用水域に流入する汚濁負荷の削減を図る。

 [リサイクル推進事業]
再生資源活用型
 積雪排除や渇水時の緊急対応としての下水処理水等の利活用や下水汚泥を用いた建設資材の利用により再生資源 の活用を図る。

未利用エネルギー活用型
 下水及び下水処理水の熱を有効利用し、環境への負荷削減、省エネルギー等を図る。また、下水汚泥とその他のバイオマスを集約処理し、回収した消化ガスをエネルギーとして有効利用を図る。

 [機能高度化促進事業]
新技術活用型
 下水道に関わる新技術を先駆的に導入・評価し、新技術の普及と効率的な事業の執行を図る。

高度情報化型
 下水道管渠への一般利用を兼ねた光ファイバーケーブルの設置、光ファイバーケーブルを用いた事業所や一般家庭の排水量等の自動検針、降雨及び雨水排水に関する情報の提供等を行う。


新世代下水道支援事業制度 平成15年度(第3回目)採択箇所:2箇所

都道府県 事業主体 対象箇所 事業名 新世代下水道支援事業制度名
長野県 長野市 公共下水道
雨水全体計画区域内
長野市雨水貯留施設補助事業PDF形式 水環境創造事業 水循環再生型
広島県 広島市 広島市西区三篠町三丁目地内
(陵北公園内)
陵北公園雨水貯留施設整備事業PDF形式 水環境創造事業 水循環再生型

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