国土交通省
 掘り返し対策重点エリアでの集中工事の開始等、路上工事
 の縮減施策について

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平成15年10月15日
警察庁
東京都
国土交通省
<問い合わせ先>
道路局国道・防災課
(内線37812)

電話:03-5253-8111(代表)


 

 道路管理者(国土交通省東京国道事務所・相武国道事務所、東京都)と公益事業者等で構成する東京都道路工事調整協議会では、「ユーザーの視点に立った道路工事マネジメントの改善委員会」(委員長:家田仁東京大学教授)で示された提言を踏まえ、掘り返し対策重点エリアでの集中工事を東京23区内で開始しますのでお知らせします。
 また、併せて東京23区内で2つの施策を実施することといたしましたのでお知らせいたします。

  1. 掘り返し対策重点エリアでの集中工事開始
    (1)東京23区内の下記4つの「掘り返し対策重点エリア」では、エリア内の幹線道路(国道、都道)を対象に集中工事を実施し、次年度以降の5年間は緊急工事等以外の掘り返しを規制することとしており、集中工事を10月から開始いたします。
     1品川区 中延(なかのぶ)地区(対象道路3路線5.1km)
     2大田区 南馬込・池上地区(同4路線11.6km)
     3千代田区 外神田地区(同3路線2.5km)
     4台東区 浅草橋地区(同4路線2.8km)

    (2)上記4地区では、掘り返しの防止および、道路を利用される方への周知のため、ロゴマーク入りの看板を設置するとともに、歩道上の起点・中間点・終点にロゴマークを標示します。

    (3)なお、4地区の中で最も早く集中工事を開始する大田区南馬込・池上地区では集中工事開始の10月17日に、現地で関係者が参加し、看板の設置を行います。

  2. 工事内容や工事実施事業者をわかりやすく表示する工事看板の設置
     道路利用者に工事内容、工事実施事業者を分かりやすく表示するとともに、利用者が各工事現場に関する意見・要望を述べ易いように各工事現場の認識番号を表示する工事看板の設置を、上記掘り返し対策重点エリアを含め、平成15年度内に試行的に導入します。

  3. 道路利用者による路上工事モニタリングの実施
     掘り返し対策重点エリアの実施を含め、路上工事の実施に対する道路利用者の視点からのご意見をいただくために、タクシーおよびトラックドライバー、並びに一般の道路利用者の方々から、路上工事モニター募集を開始いたしました。


  1. 掘り返し対策重点エリアでの集中工事開始
     道路工事及び占用工事を集中的に実施し、作業効率の向上、工事期間の短縮、交通渋滞の緩和を図るとともに、集中工事後は緊急工事を除き、5年間の掘り返し抑制を一体的に実施します。また、同エリアにロゴマークの標示及び看板を設置し、掘り返し禁止エリアの認知向上を図ります。
    • 集中工事実施エリア(地区)

      平成15年度「掘り返し対策重点エリア」箇所

      番号 地区名 路線名 区間 延長
      (km)
      実施予定工事
      1 品川区
      中延地区
      国道1号 戸越三−松原橋 1.8 ガス工事
      水道工事等14件
      中原街道 平塚橋−南千束 1.7
      環七通り 松原橋−南千束 1.6
      2 大田区
      南馬込・池上地区
      国道1号 松原橋−千鳥 2.9 補修工事
      電気工事等23件
      国道15号 大森海岸駅前−大森町駅前 2.0
      環七通り 松原橋−大森東 3.3
      池上通り 大森駅前−千鳥 3.4
      3 千代田区
      外神田地区
      国道17号 万世橋−湯島一 1.1 補修工事
      下水工事等9件
      蔵前橋通り 湯島一−外神田五 0.8
      中央通り 外神田五−万世橋 0.6
      4 台東区
      浅草橋地区
      国道6号 浅草橋−蔵前一 0.8 下水工事
      電話工事等6件
      靖国通り 浅草橋−東神田 0.4
      蔵前橋通り 蔵前一−鳥越一 0.8
      清洲橋通り 東神田−鳥越一 0.8

    • 集中工事実施期間
       平成15年10月〜平成16年2月末までの間
       但し、年末の平成15年12月15日〜同月31日の間は除く。

      【緊急工事】
      1道路陥没、水・ガス漏れ等に対する緊急工事
      2交通事故の防止、防災や地域からの要請により緊急に実施する必要のある工事
      3住宅・ビル等への引き込み等工事

    図  平成15年度「掘り返し対策重点エリア」
    対象地区の拡大図

    「掘り返し対策重点エリア」であることを示すロゴマークの標示

    • ロゴマークの標示等
       掘り返し対策重点エリアでは、道路利用者に掘り返し抑制を周知するためロゴマークを標示します。
      • ロゴマークの路面標示は、国道及び都道の歩道上に起点、中間点、終点とした位置付けで行います。
      • ロゴマークの看板は、国道及び都道の各路線中間点の歩車道境界に設置します。
      • 4地区の中で最も早く集中工事を開始する大田区南馬込・池上地区においては、集中工事開始日の平成15年10月17日の10時より、国道1号松原橋交差点において関係者が参加して看板の設置を行います。

      図 路面標示、設置箇所
      (看板)
      図 看板

  2. 工事内容や工事実施事業者をわかりやすく表示する工事看板の設置
     路上工事に関しては、工事の目的や必要性、工事実施事業者名が道路利用者から一目で分かるような改良工事看板を設置することによって、道路利用者に工事内容を分かりやすく伝えます。当面、掘り返し対策重点エリアを含めた東京23区内で試行し、平成16年度以降に本格導入します。
    1工事理由・内容の明確化
     現行の工事看板で固定文字で表示されている工事名称部に発光ダイオードを用い、可変文字式の工事看板とするなど、道路利用者が理解しやすい内容を情報提供します。
     (表示例)
    • 「マンション」「引き込み管」「工事中」
    • 「水道管」「取りかえ」「工事中」
    • 「交差点」「改良」「工事中」  等

    2工事固有番号の表示
     道路利用者が、各工事現場に関する意見・要望等を出していただく際に、現場特定を容易にするために占用調整番号等の4桁数字を表示します。
    3工事実施事業者名の表示
     工事実施事業者名が誰か一目でわかるようにするためわかりやすく表示します。
    図 工事内容や工事実施事業者をわかりやすく表示する工事看板

  3. 道路利用者による路上工事モニタリングの実施
     道路工事全般および個別工事箇所の実施状況に関する意見・提案等をいただけるモニター募集を開始いたしました。新たに導入する施策(掘り返し対策重点エリア、改良工事看板等)に対する意見も含めて、アンケート形式の調査票等で回答いただくことになります。

    期間:平成15年11月〜平成16年3月の5ヶ月間とします。
    募集対象:23区内在住者または勤務者の方とさせていただきます。
    募集窓口:国土交通省関東地方整備局東京国道事務所管理第一課モニター応募係
           電話:03−3214−7425
           〒100−0004 東京都千代田区大手町1−3−3
           メールアドレス:monitor@hozen.or.jp
           詳細は東京国道事務所ホームページをご覧下さい。
    その他:モニター対象者は本文にて募集する方に加えて、タクシー運転手およびトラック運転手にも依頼する予定です。

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