国土交通省
 料金収受業務における安全確保に係る指示について
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平成15年12月22日
<問い合わせ先>
道路局有料道路課
(内線38352)

電話:03-5253-8111(代表)


 

 平成15年12月21日に東北自動車道浦和本線料金所においてETCレーンにおける料金収受員の死亡事故が発生いたしました(概要は別紙2のとおり)。

 料金所ETCレーンにおける料金収受員の死亡事故の再発を踏まえ、国土交通省では、再度安全対策の徹底を図るため、別紙1のとおり道路関係4公団あて指示しましたのでお知らせします。


(別紙1−1)
平成15年12月21日

 

日本道路公団総裁 殿

 

国土交通省 道路局長

 

料金収受業務における料金収受員の安全確保に係る措置の再徹底について

 12月21日、東北自動車道浦和本線料金所において、ETCレーンを横断中の料金収受員が大型車に跳ねられ死亡する事故が発生した。
 料金収受業務における安全確保の徹底については、料金収受員の死亡事故を受け、平成15年9月12日付け、道路局長通知において指示したところであるが、死亡事故が再発したことは極めて遺憾である。

 今回の事故の状況報告によれば、収受員の行動は料金所における安全確保の意識に欠けるものと見なさざるを得ず、9月30日に報告された内容が達成されていないと考えられる。

 このような事態の再発を未然に防止する観点から、料金収受業務における安全対策及び安全教育の再徹底を厳に図るとともに、下記の事項について本年中に報告されたい。

(1)今後の事故発生防止に向けた体制を構築するために必要となる安全対策・安全教育の計画に関し、
  1料金所における安全対策の見直し
  2収受員に対する安全教育の実施
    実施者、対象者、実施時期、具体的な内容について計画を策定すること。
    なお、計画の実施状況は逐時報告されたい。

(2)このような安全教育の不十分な料金収受会社に対する公団としての指導方針


(別紙1−2)
平成15年12月21日

 

首都高速道路公団 理事長 殿
阪神高速道路公団 理事長 殿
本州四国連絡橋公団 総裁 殿

 

国土交通省 道路局長

 

料金収受業務における料金収受員の安全確保に係る措置の再徹底について

 12月21日、東北自動車道浦和本線料金所において、ETCレーンを横断中の料金収受員が大型車に跳ねられ死亡する事故が発生した。
 料金収受業務における安全確保の徹底については、料金収受員の死亡事故を受け、平成15年9月12日付け、道路局長通知において指示したところであるが、死亡事故が再発したことは極めて遺憾である。

 このような事態の再発を未然に防止する観点から、料金収受業務における安全対策及び安全教育の再徹底を厳に図るとともに、下記の事項について本年中に報告されたい。

 今後の事故発生防止に向けた体制を構築するために必要となる安全対策・安全教育の計画に関し、
  1料金所における安全対策の見直し
  2収受員に対する安全教育の実施
    実施者、対象者、実施時期、具体的な内容について計画を策定すること。
    なお、計画の実施状況は逐時報告されたい。


(別紙2)
平成15年12月21日
日本道路公団

 

東北道浦和TB(上り線)ETCレーンにおける死亡事故

  1. 発生日時
     平成15年12月21日(日) 6:54頃

  2. 発生箇所
     東北自動車道 浦和TB 上り線 4.8KP付近

  3. 事故概要
     隣接(bP3)の専用レーンのトラブル(カード未挿入)の処理を収受員が完了し、当該(bP2)専用レーンを横断、レーンに進入してきた大型貨物車に轢過されたもの。
     なお、収受員は、病院に搬送後死亡。運転手は現行犯逮捕

  4. 収受員
     福田 勝夫 60才  新日本道路サービス(株)

  5. 事故原因
     カード未挿入の車両を隣接の遊休レーン(bP1)に待避。
     カード処理を行うべく最寄りの一般レーン(bP7)で処理をしたのち、当該ETCレーンを横断して被災したものと推測。
     なお、レーンを横断する際、指定通路部分(ETC横断注意バー設置)を通行していなかった。


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