国土交通省
 運転業務の厳正執行の徹底について
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平成15年11月19
<問い合わせ先>
鉄道局安全対策室

(内線40772)

TEL:03-5253-8111(代表)

 

 JR東海の新幹線運転士が業務中に私用の携帯電話を使用していた件に鑑み、別添のとおり、各地方運輸局を通じ、全国の鉄軌道事業者に対し、通達しましたのでお知らせします。


国鉄技第152号
平成15年11月19日

 

 

各地方運輸局
   鉄道部長 殿

 

  鉄道局 安全対策室長

 

運転業務の厳正執行の徹底について

 

 鉄道の最大の使命は旅客の安全な輸送であり、特に直接、列車の運転業務に従事する運転士について、その業務の厳正な執行が求められることは言うまでもないことである。
 しかしながら、先般、JR東海の新幹線運転士が長期間にわたって運転業務に従事中、私用の携帯電話を扱っていたことが別紙のとおり判明したところであり、このような事態は、鉄道の安全を担う運転関係従事員の行為として看過できないものである。
 よって、貴職におかれては管内の鉄軌道事業者に対し、あらためて運転士をはじめとする運転関係従事員における業務の厳正な執行に関する管理の徹底を求めるとともに、個々の運転関係従事員に対してその自覚を強く認識させるような十分な教育、訓練等に取組むことを、指導されたい。


別紙

 

平成15年11月19日
鉄道局安全対策室

 

 

 

JR東海 新幹線運転士による業務中の携帯電話の使用について

 

  1.  JR東海 名古屋運輸所所属の新幹線運転士が、新幹線に乗務中、私用のカメラ付き携帯電話を使用して、業務に無関係のメール送信等を行っていた事実が判明した旨、JR東海から説明があった(11月18日)。
     当該者は、平成13年の秋頃から、乗務中にメールのやり取りや写真の送信を行っていた。

  2.  同社では、従来から、乗務員に対する業務中の私用の携帯電話の携行については、携帯電話の電源を切り、鞄に収納するよう指導しており、業務中の使用は認めていない。

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