平成15年2月7日 |
<問い合わせ先> |
自動車交通局総務課企画室 |
(内線41162、41153) |
TEL:03-5253-8111(代表) |
貨物自動車の運行において、速度超過や長時間連続運転など事故に繋がりかねない運転状況を運行管理者がリアルタイムで把握して、その状況に応じて運転者を指導できれば、運行の安全性は飛躍的に高まるものと期待されます。本実証実験では、運行状況を把握するためにデジタル式運行記録計、車載コンピュータ、移動体通信技術を活用した実験システムを構築します。次に物流事業者の協力を得て、実験システムを実業務のなかで運用することにより安全運転指導項目等の検討とリアルタイムで安全運転指導を行うことによる効果の検証を行い、走行前・後の点呼等による管理では防げなかった事故等を未然に防止する可能性を検証します。
本実験システムは、貨物自動車に搭載した車載機(デジタル式運行記録計等)で、自動車の運行状況を記録し、危険な運転状況を検知した場合に事業者の営業所へ移動体通信システムによりリアルタイムに状況を送信します。運行状況の把握の際には、速度、時間、距離の法定3要素をはじめ、急発進、急加速、指定速度超過、連続運転時間等の情報を検知収集します。これらの運行情報は営業所で集約し、リアルタイムな運行管理の実施、統計的な情報蓄積、活用を行う機能を持ちます。
実験期間:平成15年1月から2ヶ月程度実施予定
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