国土交通省
 ディーゼル車のPM/NOx同時低減触媒システムを搭載
 した貨物自動車を大臣認定
 
−超低硫黄軽油を使用した排出ガス低減新技術を装備した自動車の
 公道走行試験を開始−
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平成15年7月10日
<問い合わせ先>
自動車交通局技術安全部

審査課(内線42314)

環境課(内線42524)

TEL:03-5253-8111(代表)


 

 国土交通省は、7月10日、トヨタ自動車株式会社及び日野自動車株式会社から申請のあったディーゼル車のPM/NOx同時低減触媒システム(DPNR;Diesel Particulate and NOx Reduction System)を搭載した貨物自動車(車両総重量6トン)について、道路運送車両の保安基準第56条第4項に基づき、公道走行が可能となる試験自動車として国土交通大臣の認定を行いました。

 現在、ディーゼル車の排出ガス対策は重要なテーマであり、平成17年予定の新長期規制ではPM(粒子状物質)及びNOx(窒素酸化物)ともに大幅に低減する必要があります。
 ディーゼル車に使用する軽油の硫黄分は平成17年から50ppmに低減される予定ですが、この車両に搭載したシステムは、平成17年以降に導入が検討されている超低硫黄軽油(硫黄分10ppm以下)を使用して、排出ガス中のPM及びNOxを同時に、また連続的に浄化する性能を有し、将来のディーゼル車の排出ガス低減技術として期待されているものです。

 今後の公道走行試験は、国内の一般道路及び高速道路において、実用性等の評価を行うこととしています。


別紙

車両概要

車名 トヨタ
型式 PD−XZU414
長さ 6.170メートル
2.180メートル
高さ 2.290メートル
車両総重量 6,055キログラム
最大積載量 3,000キログラム
原動機型式 N04C
総排気量 4.009リットル

全体図および構造模式図

トヨタ PD−XZU414 写真

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