国土交通省
 燃料電池を搭載した軽自動車を大臣認定
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平成15年10月10日
<問い合わせ先>
自動車交通局技術安全部
審査課

(内線42314)

 環境課

(内線42523)

TEL:03-5253-8111(代表)


 

 国土交通省は、スズキ(株)から申請のあった水素を燃料とする燃料電池自動車(軽乗用車2台)について、本日、道路運送車両の保安基準第56条第4項に基づき、公道走行が可能となる国土交通大臣の認定を行いました。

 水素を燃料とする燃料電池自動車は、自動車からは窒素酸化物や二酸化炭素などの排出ガスが全く排出されないという特徴を持つ、クリーンな次世代の低公害車として有力視されています。

 今後、国内の一般道路や高速道路において、公道走行試験が行われる予定であり、この間、実用性の調査・評価を行うとともに、安全・環境に係る技術基準等の整備に必要なデータの収集が行われます。


<別紙>

燃料電池を搭載した軽自動車の概要

製作者 スズキ株式会社
用途 乗用
乗車定員 4人
通称名 ワゴンR−FCV MRワゴン−FCV
型式 MC22S MF21S
長さ 3.395メートル 3.395メートル
1.475メートル 1.475メートル
高さ 1.680メートル 1.590メートル
燃料 高圧水素ガス(最高充填圧力345気圧)
原動機型式 PB13A
最高出力 33キロワット
最高速度 110km/h
航続距離 130km

ワゴンR−FCV MRワゴン−FCV

○国土交通大臣の認定制度について
 燃料電池自動車等の安全上及び公害防止上の基準が定められていない試験的に製作された自動車は、通常、公道を走行することはできません。このような試験自動車については、基準の策定・改善を目的として公道走行による試験ができるよう、 必要な条件を付し試験自動車の大臣認定を行っています。これまでにも、液化天然ガス(LNG)自動車、水素を燃料とする燃料電池自動車等が認定を受けました。
 なお、大臣認定を受けた自動車には一般の自動車と同様にナンバ−プレ−トが付けられます。

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